僕とカナミは毎朝欠かさずにやる事がある。

それは


「おはよう」

「今日も1日よろしくね」

「愛しているよ」


この3つを言い合う。

ただそれだけ。


当たり前の様に思うかもしれないけど

一緒にいる期間が長くなっていけばいくほど

この

「当たり前」

が、なによも大切になってくる。そう思う。




朝起きて、横に大切な人がいる事。


これは決して「当たり前」ではない。



でも、毎日心からこの事に感謝をして過ごす

というのは正直難しいと思う。

人間はそんな立派な物ではないから。

(僕は綺麗事がだいっ嫌いだからこう言う事は正直に言ってしまう)



でも、だからこそ、心で感じる前に


『声として、言葉にして』


相手に伝える。



そうすると、その後から心でその事を

「感じる」事が出来る。



毎日、毎朝、この言葉をカナミに言った後に


「今日もカナミが横にいてくれる事、今日もカナミとこうして過ごせる事、本当に幸せだな」


そう思える。



「心のこもっていない言葉」


時にはこれでもいいと思う。


だって、

心のこもっていない言葉を発したその後に



心はあとからついてくるから。