エゲルバーグ勉強会ズーム会議 | fukudaのブログ

fukudaのブログ

徒然なるままに日々の出来事を綴っています

4月18日木曜日はエゲルバーグ勉強会ズーム会議がありました。今回は非外科歯周治療について。1970年後半から1980年代にかけて歯周治療に対して多くの研究、論文が発表されました。これは現在のエビデンスになっており、治療の指針と言えるでしょう。非外科歯周治療と外科的な歯周治療、じゃどこが違うの、というお話しです。

日本では、非外科歯周治療は麻酔を使わないで超音波の弱い力でプラーク、バイオフィルムを除去するようなイメージですね。そして外科的な歯周治療とは、歯肉を切開して根面を直視下で綺麗にする、あるいは再生療法というイメージです。

1970年代、1980年代に行われていたことは、非外科歯周治療でも麻酔を使用して歯肉縁下の除石、プラーク除去を行う事で、外科的な歯周治療はもちろん麻酔、歯肉に切開をいれる手術ですね。

当時の論文では非外科歯周治療でも外科的な歯周治療でも、ほぼ同等の結果が得られたのです。日本では外科の方が勝っているじゃないと思うのはその内容が違うからなのです。まあ、研究を行っている術者はスキルのある衛生士または歯科医師なのです。非外科歯周治療でも十分に治療の効果を得ることができるのです。

 

今回参加者すくなく、4本の論文でした。論文読んでいると歴史の勉強しているみたいです。笑。

      fukuda tomoki