人間、ともすると自分のことを棚に上げて、
他人のこと、あるいは環境などを問題にする傾向がある。
それも客観的に評価するのならともかく、
たいていの場合、否定的に捉えるもの。
なぜ自分のことを棚に上げてしまうのかと言えば、
傷つきたくないから。
客観的に考えて、
自分に非があることがわかったとき、
それは自分を否定することにつながりかねない。
それでは、
あまりに自分がみじめだと思うのでしょうね。
でも、それでいて、
自分のことは意外とよくわかっていないのもまた事実。
他人のことや自分を取り囲む環境については色々見えてくるけど、
自分自身についてはその像がはっきりしていない。
それには、
自分に対して一歩距離を置いて観察する必要がある。
そして、自分の長所、
あるいは得意なことをきちんと認識する。
そうすれば、
ミスや失敗を他人や環境のせいにするなどという
みっともないことはせずにすむ。