頑張りすぎる男は、


とかく自分の敷いたレールから抜けられなくなる。


仕事中毒が進むと、


決まりきった仕事に縛られて、


人とふれあいたいという気持ちが


徐々に奪い取られていく。


そうなると、


まるで鎧をかぶった幽霊のように、


黙々と作業をこなしながら日々を過ごしていくことになる。


むろん、そうなってしまう理由の一つは、


自分を守ろうとする防衛本能にある。


確実に「規定のコース」に乗っていれば、


すべてがうまくいくはずだ。


行く先がどこであろうと、


ともかく終着駅まで進んでいけるし、


誰からも文句を言われることがない。


だが、


型にはまることは墓に埋もれることと同じなのである。


スケジュールにしても、


一日の時間配分にしても、


もっと自由に考えて、


積極的に可能性を広げていこう。