RE:携帯小説・俗。 | TUKといい休憩を生中継。

RE:携帯小説・俗。

「最後にアサミを抱けたらな。」


そんな都合のいい希望も期待しつつ
アサミに逢いに行った



アサミの顔は
何も伝わってこない
まるで人形のような顔をしていた
うまく言えないが
何を考えてるかわからない感情がない感じ。


「大丈夫か?」
って聞いても

また

「大丈夫。」って返事。

大丈夫がどういう意味かわからない程嘘臭い。



アサミに明日のこと伝えることにした

「オマエのためとは言わない。でもオレはアイツらを殺す。」


アサミは少しして

「あの人たちを恨んでなんかない」




恨んでいない?




襲われ辱しめられ
人として扱われないほどの仕打ちをされても

恨んでいない?

恨まない理由が解らないなと思いつつ



「じゃ、いくから。」と
背中を向けた






瞬間



世界が閉じていった。





うすれゆく意識の中
気付いた。







『恨まれていたのわ








オレだ。』