昨日、一昨日と週中のチョコレートの仕事日だが、どうもベルギーの担当者が辞めてしまったら、少し脱力感が出てきてしまった。

確かにオレが望んで今の仕事も引き受けたんだし、現にこの仕事に臨む前はヨーロッパに行ったりして、始まる前のワクワク感に浸っていた。

が、始まって進んでいくにしたがって、やはり理想と現実のギャップは決して小さくはない。

それでも、それなりにその大変さを楽しみながらもやっている自分がいた。

が、それもつかの間、時に向こうからメールが来なくなったり、頼んでいたサンプルが着かなくなったりして、ベルギーから離れていたオレも何らかの動きがあったのは薄々であったが感じ取ってはいた。

そんなことが続いた後、オレは久々っていうか、これが最後になってしまうのだが、

一回、スカイプで話をした。

向こうはカメラが付いているんで画像が入ってくるのだが、久々に見たその彼女の顔は脱力感に満ち溢れているというかやつれた感が全身に出ていた。

忌引きで出ていく前の週だったと思うけど、

確かサンプルだったりの確認だったのかね。

何かあるなって言うのが分かった。

で、忌引き中に動きがあって、戻ってきたらもう辞めていた。

どっかの国の首相、総裁みたいだわ。

「投げ出し」だった。

今考えてもオレは納得が出来ない。

日本だったらこういうのは場合によれば、後々の賠償問題になったりもするかもしれない。

が、さておき、

今思う、ここを改善してほしいということ、変えてほしい、変えれば数は小さいけど、とりあえずそのチームに属している以上は、発言、説明責任があるのでそれを全うするなら、

「殿様商売をやめな」

「本当に売りたいんだったら、今までの常識を捨ててほしい」

「昔取った杵柄は今はもう使い物にならないんだよ」

「フランスのワインと一緒でベルギーチョコレート」と名がつけば何でも高値で売れる時代はもう終わったんだよ。

ワインだって今年のボジョレーなんかもう考えられない売り方しているし、

大容量売り、3リッターの、で、例年にも増してスクリューキャップはもちろん、プラスティックボトルが多くなった。

来年は牛乳パックのような紙で売られるのかもしれない。

そこまで痛々しい努力をしなくてはいけない現状だし、

それが嫌でブランドイメージを捨てられなくダメになったのが我々よく知っている日本の家電じゃないですか。

シャープの薄型、アクオスだったりがそうじゃないですか。

末端のオレのくだらない独り言言うのなら、そんな感じになる。

美意識が強いのは分かるが、それこそ早く少しでも売りたければ「屁のツッパリなんていらねえ~」っていうこと。

まずはそれからだわな。