オウムの最後の特別指名手配犯が捕まった。

前回の犯人が捕まってから12日だったという。

大金を持って、荷物をしっかりと用意して、メガネまで作り変えても、やっぱりあれだけ出てしまったら、もう最後だったな。

遠くに逃げたくても、かえって名前と顔が出てしまった分、そう遠くには行けないのか。

いくら防犯カメラの研究を重ねても、周りの目からは逃れることが出来なったのだろう。

高橋何々54歳は17年間も逃げていた。

17年間もよく逃げられていたものだ。

オレはこっちのほうが感心してしまっている。

昨日もそうだったらしい。

一歩間違えたら、またまた警察の大失態で終わってしまうところだった。

ネットカフェ店員が「よく見てほしい」と念を押さないと、また取り逃がしてしまうところだったらしい。

「警察は何をやっているんだ」とまた言われそうだが、折角目の前まできてそこで取り逃がすなんぞ、これほどにもったいない話はないだとろね。

捕まったのはよかったと言っても、その反面余りにもお粗末な警察の捜査背景の浮き彫りになってきた事件だったのではと思うね。

昨日の今頃、蒲田駅にほど近いネットカフェに17年間も逃げていた日本中を震撼させた男はいた。

この瞬間は一体どう思っていたのだろうか。

平静を常時装っていたというが、実際は心中いささか穏やかにはなれなかっただろう。

で、それから数時間後、17年間の逃亡生活に終止符が打たれた。

やはりこういうのも捕まるときはあっという間だな。

それにしても17年はやっぱり長いな。

あの時生まれた子は今高校2年生、来年受験だよな。

17年間はやっぱり大きいよ。

ちなみにオレはまだアメリカにいた時代だったからな。