今ね、インターネット検索していたんだけども、

検索してみての感想。

「こりゃ、起こるべくして起こったわけだわ。」

安すぎる。

例えば東京から大阪間。

3,200円。

名古屋間は、2,700円。

で、福岡間まで激安価格で3,000円なんていうのがあるんだよね。

たった3,000円で1,000キロ、関門海峡渡っちゃうんだよ。

まあ、ここまでいったら、ダンピングだよね。

廉価の投げ売りだよ、ネット上でさ。

こんな状態では本当に何ができるのか。

ただ目的地まで運ぶだけ。

それだけしてくれるならいいんだけども、

オレが懸念するのは、

この中から一体、何が差っ引かれるのか。

まず高速代、そしてガス代、バス会社の取り分、最後に運転手の人件費。

ここまで来ると人件費なんぞスズメの涙。

ほとんど残らんとちゃうの。

で、それはたった3,000円の中からと言うんじゃ、運転手の給料なんていくら働いても安いまんまでその割には眠たいし、眠いって言うことは危険だし、

当然、3,000円じゃあ、運転手2人なんてつけたら人件費なんてでなくなるんで、危険を顧みず1人で回すしかないって言う結論になるだろうし、

その1人で運転しても1回あたま、スズメの涙じゃあ、連チャンでロクに寝ないで仕事しなければ母ちゃんと子供を到底養えない。

結果として、疲れを殺して危険極まりないドライビングしなければ食えないし、

それがたたって仕事中、40数名の命を預かっているその真っ只中、居眠りをして、事故っちゃうって言うわけだ。

たががバス事故じゃあ、すまなくなってきたようだね。

まさに、行き過ぎた競争社会がもたらしたいくつもの負の事実が凝縮されているよね。

オレが昔、20代の頃、アメリカに行っていた時の楽しみが、車で全米をドライブすることだった。

最終的には30州行ったんだけど、当時でも結構運転した。

最高で1,400マイル、2,200キロ運転したことがあった。

が、それはちゃんとモーテルにステイして休息を取ったんで出来ることであって、今回のバス運転に比べたら随分と楽なもの。

事故を起こしたバス路線は距離にしたら4分の1。

ただ初歩的な事実として、アメリカと日本じゃあ距離感が全く違う。

なんでアメリカでオレがやったことに比べれば、この運ちゃんのやったことは数倍キツイと言って間違いない。

いずれにせよ、これが今の日本だよ。

競争、競争、それを追い求める会社についていかなければ、職にあぶれる。

そんな労働者の立場は弱い。

その代わりそんな弱い労働者の足元を会社って言うのは見ているもの。

3,000円の安い上代に先に手を付けるのはいつだって会社。

そんな厳しい現状の中、職にあぶれたら、中高年のドライバーの再就職先は見つからない。

こりゃ、たががバス事故じゃ済まなくなってきたぞ。

$貧困ぜいたくオヤジのひとりごと

お疲れ~。

過酷な労働環境は、ロクな食事だってとれないよな。

例えば吉牛1つ取っても、牛丼食べちゃったら380円もしちゃうから、仕方なしに280円の牛鍋丼にするしかないよな。