昨日、夜7時からフジテレビでやっていた。

多分、すでに深夜帯にやっていて、で、スペシャルでゴールデンで昨日やったと思うんだけど。

内容は日本、韓国、中国の東アジア3国が集まって、「おらが国のここが一番や~」と自慢しあって、相手をけちょんけちょんにけなすと言う番組なんで非常に分かりやすい。

どこが一番か、正解かなんて、そんなのそれぞれの文化の違いでしかない訳だから、導き出せる訳がないのはともかくとして、オレがいつも感じるのはそういう機会を公の電波で与える日本の素晴らしさだと思うね。

確か番組の前半だったと思うけど、マツコが「日本は色んなものを受け入れている懐の深い国なんだよ!」って言っていた箇所があったけど、オレも同感。

あえて言うなら「懐の深い」という表現は、多少相手にとって押し付けがましい気がしないでもないが、それでも世界中のモノだったり、アイデアを積極的に受け入れる姿勢という意味合いでは全く同じ。

いつも言っているけど、一番いい例として、第一に年間の海外旅行者数の多さが世界屈指であり、世界どこへ行っても日本人はいるということと、第二に日本と文化が違うガイジンを日本人と並べてこういうことを言わせる内容のテレビ番組を普通に放送するという例だ。

同時にオレはそういった事実の対極では、ムラ社会の日本はまだまだ閉鎖的な部分があるにしても、世界が思っているほどは閉鎖的ではない、むしろオープンなんだと思っている。

これが韓国や中国ではどうなのか。

韓国も中国だって今となっては何度も行っているが、両国とも芸能人の仕事をしているガイジンは沢山いると思うけど、しかし、こういう日本のようなテレビ番組はついぞ見たことがないし、考えられないのではなかろうか。

そこまで自分達の文化をガイジンに開放したとしても、ここまでおおぴらにするのであろうかと思うから。

別の言葉で言えば、自分らのスペースを保ちたい。

開放出来ない部分は保持する。

昨日のテレビ番組を見ていても、所々でやっていた箇所があったと思うが、韓国も中国も日本に比べれば、伝統を重んずる古い部分が根強く残っている。

特に韓国も中国もそうだけど儒学思想から来る年老いた親をはじめとした年長者を大切にする点、韓国の例では日本人からしたら行き過ぎた部分があると思うようなところもあったり、中国の例では平均年齢70歳を超えた合唱団がもてはやされたりといった例が出ていたが、いずれも日本よりは保守的という点で共通している見解になるのではなかろうか。

それに対照的な日本は随分とリベラルで、嫁姑の関係見ても、カジュアル過ぎて見える。

これも文化の違いでしかないので、甲乙つけるのは不可だし、仮につけるのであれば、それこそ押し付けがましいだけでなく、相手に大して思いやりもなければ、随分と不尊重な態度でしかないからだ。

実は昨日、見ていて気になったのはこの部分。

日本はこの点を結構わきまえていたように思えるが、韓国と中国はとにかく自己主張一辺倒。

確かに本国での育ち方も日本と違えば、歴史的な感情もあるだろう。

またそれぞれ日本に来てもう長いんで日本を知り尽くしているからかもしれないが、だと言うなら、尚更そうでなければという結論にも発展できるのではとも思ったね。

それでも黙っているだけ、おとなしいだけでは、ダメなのも事実。

「21世のリーダーに日本はなれるか」というのを問う箇所があったが、おとなしだけではリーダーはつとまるわけがないと思う。

価値観の違うもの同士まとめるわけなんで、それだけの説得力が必要だと思うが、それを見せるには押しの強さ、剛腕さだって必要だと思うからだ。

それに現実問題として経済力だったり、軍事力だって必要になってくるだろう。

日本は確かにいい国なのかもしれないし、国民はいい人が多いのかもしれないが、それだけでは到底世界をリードできないと言うのも見ていて感じた。

ま、別にリードしなくても、もっと気楽にいけば、それでいいのかもしれないが。

オレは少なくともそういう姿勢でいいんじゃないと思っているけどね。

だって意地張ってまで、リスクの高いことしなくてもいいじゃないのね。

オレ、今のアメリカ見ていてそう思うもんね。

多分21世紀が終わった時、人口が増え続けるアメリカは残っているが、それに対し人口が減り続ける日本はなくなっているのかもしれない。

だとしたなら、尚更じゃないの。

そう思った。