それにしてもタイの洪水は、冗談抜きで困ったもんだね。

何十年に一度の深刻な天災から始まり、

政府の初動対応がまずく、

その後、後手に回り、

そういった政府に市民は不信を抱き、信じなくなり、

自分達で土嚢を積み上げるが、

やがてそれも浸水、

今では家の中まで浸水してきた。

今朝のニュースで見たら、チャイナタウンのヤワラー通りまで浸水しているね。

で、市民はテーブルの上に洗濯機をのっけって、コンセントも高い位置に押し上げ、

バスタブに中に入ってテレビを見ながら、笑ってそれこそ「マイペンライ、マイペンライ」としか言わない。

もう、ここまで来たら、政府も市民もないよね。

要はどうでもいいんだよね。

どうせ互いの言葉の揚げ足取り合いしたって、水掛け論にしかならないんだし、

結局のところマイペンライでオッケー。

タイ式のこれに勝るものはない。

チョコチョコしたことがすきでも、面倒くさいことは好きではないタイ人だから、例えば給水車だかなんだか使って、水をくみ上げてそれを空から海に捨てたりとか、

日本の自衛隊とか、沖縄の在日米軍にサポートを要請したりという面倒なことはやらず、

とりあえず自分達で出来る最低限のことしかやらない。

ただ土嚢を積み上げて水路を作るということ。

それもただ真っ直ぐな道しか作らない。

インラック首相だって英語出来るんだし、英語で国内向けのインタビューで弁解しているヒマがあるなら、日本政府や沖縄の在日米軍に英語使ってヘルプの一つや二つ言えそうな物だと、日本人のオレからしたら思っちゃうんだが、やっぱりタイ人はそうはいかないんだな。

やはり最終的にはそうなるんでしょう。

で、しばらくしたら、時間が解決してくれて結果オーライ!っていういつものパターンで今回も結末を迎えるでしょう。

で、それはいつになるんでしょう。

セブンイレブンに行って水が買えるようになるのはいつになるんでしょう。

いい意味、悪い意味のんびりした、微笑みの国、マイペンライのタイにまた観光客が戻るにはいつになるんでしょう。

タイ人目線だと、「ま、そのうち戻るよ。大したことない。マイペンライ。」

そういや、「とくだね」のコメンテーターに出ていた女性のゲストもそういったマイペンライから少し学んでも良さそうといっていた。

オレと同感なんだな。

写真はチャイナタウンを行く坊さん。

そういや、坊さんも僧衣が濡れて一苦労していたようだな。

この辺りもいまや浸水地域だ。

$オヤジパワー全開!!

ここいら辺りも浸水地域。

$オヤジパワー全開!!

ここは商売できないんじゃないかな。

ま、そのうち元に戻っているでしょう。

何事も無かったかのように。

まさにマイペンライは、幸福のアジア印だよな。