去年、30代最後の誕生日はレバノンだった。

レバノンはいいところだった。

メシは美味い。

中東料理はスパイシーでビールや白ワインや、アラックにも合う。

酒が禁じられているイスラム教の料理に相反しているような相性の良さ。

景色はそれまでいった中東の国に比べれば、最も西洋的で発展している。

街自体がきれい。

車だって新しい車がアジアや欧米と同じように走っている。

街を歩いている国民の格好もカジュアル。

しかし、それまで行った他の中東の国々と比べれば、どうも異質な存在である事は否めなかった。

東南アジアでいったら、丁度シンガポールのような感じになるのでしょう。

よく言えば、経済的にも物価が高いんで都会的な印象を受ける。

しかし、その分、悪く言えばどうも人は都会的なせいか、クールな感じを受けてしまう。

中東らしい人懐こさ、あるいはイスラム教徒らしい、外国の旅行者にもおせっかい的なホスピタリティもこの国では感じる事が出来ず、ただ別の旅人で終わってしまう。

ただ、国自体はまだまだ内戦の爪あとも残っているし、南へ行けばイスラエルとまだまだ戦争しているが、復興していた。

$オヤジパワー全開!!

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それまで中東を旅してきてレバノンに来て一番感じた事。

やはり物価が高い。

何かとお金がかかる国だし、それ以前に安宿がない。

仕方ないんで地球の歩き方に書かれていたのにベイルートに着いたら電話してやってきたが、

これ本もたずに来たら、他の国でいう中レベルの宿に泊っていただろう。

それに街自体がどうもダダっ広い。

使いずらいバスしか交通手段がない典型的な中東だった。

ただそれでも来る価値は十分ある国だった。

$オヤジパワー全開!!

高いけどまた来てもいいなと思っている。