数年ほど前に、高速道路を土日に限って上限2000円で乗り放題という景気浮揚策の一貫で、一部高速を除いた全国の高速で、乗り放題になった。
政権が変わり、今度は無料化という声が出てきた。
日本はちょっと乗っただけでも、数千円の世界一高い高速料金だったんで、これ程、国民が大喜びしたことはなかった。
現に高速は大渋滞になった。
景気浮揚策としては一定の効果を得たと思う。
しかし、先日震災が来た。
そうすると、復旧復興財源の必要性から、無料化はなくなり、代わりに被災者のみ、復興車両のみ無料、残りは全て通常の世界一割高な通行料に戻った。
さらに震災復興と何の関係にもない、トラックが被災地限定無料化を悪用するなんていう、忌々しいケースが多々出ている。
ま、無料化になってデメリットを被ったトラックが、逆に無料化を悪用してしまうのは、何とも強かな業界と別の意味で感心してしまうのだが。
しかし、それ以外の一般のモータリストにしてみれば、ただ、一度無料化だ、上限2000円だなんていう、それまでの日本では望むべくもなかった、美味しい汁を吸ってしまったんで、通常料金も戻るのは大きな不満であることには違いない。
そこで、出てくるのが、「果たして本当に高速道路無料化が必要なの？」ということ。
オレは反対だな。
アメリカというフリーウエイをもった国に6年も住んでいた人間が意外と思われるかもしれないし、現にそれの恩恵を受けたおかげで、今まで全米30州に行った。
日本では絶対考えられないこと、それは何と言っても、日本の感覚だと数万円かかるところが、ガス代（それも当時はめちゃくちゃ安かった！）だけで、あとはタダでどこまでも行けるということだった。
それでも、アメリカではそれでよくても、そのフリーウエイのアイデアを日本に持ってくるのは無茶というか、不可能だと思う。
何が違うのか。
まず、公共交通機関が発達していない。
（っていうか、最初からそれを発達させるというよりは、車社会で通そば、距離、時間問わず一番動きやすいという彼らなりの合理主義。そしてアメリカの長距離移動は、電車バスと言うよりは飛行機になるということもある。）
これだけ言うと、日本の感覚でいえば、大渋滞しそうな気がするが、
とにかく国土が広い。
日本の20数倍もある。
狭い日本のような大渋滞はない。
それが起きない理由として、
日本みたいに東京に一極集中していなく、全米に地方分権で散らばっている。
それが大きいのではないのだろうか。
では、日本のような大渋滞はなぜ起きるのか。
アメリカのフリーウエイと、日本の高速道路を比較したら、
一言でいうなら、
アメリカのフリーウエイは、「生活道路」がメイン。
日常生活のために使う。
それに対し、日本の高速道路は、「娯楽道路」がメイン。
休日に行楽地に行くのに使う。
と言われれば、あれだけ異常な渋滞が起きるのも分かるかもしれない。
そのせいで、前出のトラックは仕事しているのにも関わらず、遊び目的の渋滞に巻き込まれるというデメリットを被った。
地元で生活しているローカルモータリストも同様、とんだデメリットだった。
一定期間の景気浮揚策ならいいのかもしれないが、長期的に見たら、メリットよりもデメリットが多くなりそうだし、それを維持するものならコストも逆にかかるのかもしれない。
まして無料化にしたら、普段使用しないモータリストが高速使ったんで、あれだけの渋滞が起きた。
その彼らは生活というよりは、完全な娯楽だし、生活でいうなら彼らは普段、電車を乗る人たちであるので、無料化になったところで税金を無料の高速道路に対し支払いたがるだろうか。
例えば彼らが東京エリアに住んでいるとなれば、全人口の4人に1人が住んでいるエリアである。
彼らが車乗って出掛かれば渋滞になり、税金を支払えば、ものすごい税収になるだろうが、そこには無料という美味しい汁が吸えるというメリットがあってのことなのだ。
だから渋滞オッケー、やむなしなのだ。
本来、高速道路が無料化である目的は、あくまで「生活道路」ということだと思う。
なぜなら、高速道路を作る目的は、物流を活性化する、例えばトラックだったり、人であれば、バスだったり。
そしてそれが通るからこそ、その通りには人が住み、コミュニティが形成されるのだ。
そうやってその地方が活性化されるということなのだと思う。
オレは日本の場合は、アメリカのようには絶対行かないと思う。
だから、無料化は反対だね。
写真はアメリカのフリーウエイ。
ま、アメリカのものに日本人は憧れ、受け入れたがるからな。
オレもそうだったけど。
なんで、アメリカに行ったんだ。
でも、日本とアメリカは、色んなもの、コレを一例ととっても、随分違う点があり、何でもむやみやたらに、アメリカのものを受け入れるのは、いかがなものかと思うよ。
政権が変わり、今度は無料化という声が出てきた。
日本はちょっと乗っただけでも、数千円の世界一高い高速料金だったんで、これ程、国民が大喜びしたことはなかった。
現に高速は大渋滞になった。
景気浮揚策としては一定の効果を得たと思う。
しかし、先日震災が来た。
そうすると、復旧復興財源の必要性から、無料化はなくなり、代わりに被災者のみ、復興車両のみ無料、残りは全て通常の世界一割高な通行料に戻った。
さらに震災復興と何の関係にもない、トラックが被災地限定無料化を悪用するなんていう、忌々しいケースが多々出ている。
ま、無料化になってデメリットを被ったトラックが、逆に無料化を悪用してしまうのは、何とも強かな業界と別の意味で感心してしまうのだが。
しかし、それ以外の一般のモータリストにしてみれば、ただ、一度無料化だ、上限2000円だなんていう、それまでの日本では望むべくもなかった、美味しい汁を吸ってしまったんで、通常料金も戻るのは大きな不満であることには違いない。
そこで、出てくるのが、「果たして本当に高速道路無料化が必要なの？」ということ。
オレは反対だな。
アメリカというフリーウエイをもった国に6年も住んでいた人間が意外と思われるかもしれないし、現にそれの恩恵を受けたおかげで、今まで全米30州に行った。
日本では絶対考えられないこと、それは何と言っても、日本の感覚だと数万円かかるところが、ガス代（それも当時はめちゃくちゃ安かった！）だけで、あとはタダでどこまでも行けるということだった。
それでも、アメリカではそれでよくても、そのフリーウエイのアイデアを日本に持ってくるのは無茶というか、不可能だと思う。
何が違うのか。
まず、公共交通機関が発達していない。
（っていうか、最初からそれを発達させるというよりは、車社会で通そば、距離、時間問わず一番動きやすいという彼らなりの合理主義。そしてアメリカの長距離移動は、電車バスと言うよりは飛行機になるということもある。）
これだけ言うと、日本の感覚でいえば、大渋滞しそうな気がするが、
とにかく国土が広い。
日本の20数倍もある。
狭い日本のような大渋滞はない。
それが起きない理由として、
日本みたいに東京に一極集中していなく、全米に地方分権で散らばっている。
それが大きいのではないのだろうか。
では、日本のような大渋滞はなぜ起きるのか。
アメリカのフリーウエイと、日本の高速道路を比較したら、
一言でいうなら、
アメリカのフリーウエイは、「生活道路」がメイン。
日常生活のために使う。
それに対し、日本の高速道路は、「娯楽道路」がメイン。
休日に行楽地に行くのに使う。
と言われれば、あれだけ異常な渋滞が起きるのも分かるかもしれない。
そのせいで、前出のトラックは仕事しているのにも関わらず、遊び目的の渋滞に巻き込まれるというデメリットを被った。
地元で生活しているローカルモータリストも同様、とんだデメリットだった。
一定期間の景気浮揚策ならいいのかもしれないが、長期的に見たら、メリットよりもデメリットが多くなりそうだし、それを維持するものならコストも逆にかかるのかもしれない。
まして無料化にしたら、普段使用しないモータリストが高速使ったんで、あれだけの渋滞が起きた。
その彼らは生活というよりは、完全な娯楽だし、生活でいうなら彼らは普段、電車を乗る人たちであるので、無料化になったところで税金を無料の高速道路に対し支払いたがるだろうか。
例えば彼らが東京エリアに住んでいるとなれば、全人口の4人に1人が住んでいるエリアである。
彼らが車乗って出掛かれば渋滞になり、税金を支払えば、ものすごい税収になるだろうが、そこには無料という美味しい汁が吸えるというメリットがあってのことなのだ。
だから渋滞オッケー、やむなしなのだ。
本来、高速道路が無料化である目的は、あくまで「生活道路」ということだと思う。
なぜなら、高速道路を作る目的は、物流を活性化する、例えばトラックだったり、人であれば、バスだったり。
そしてそれが通るからこそ、その通りには人が住み、コミュニティが形成されるのだ。
そうやってその地方が活性化されるということなのだと思う。
オレは日本の場合は、アメリカのようには絶対行かないと思う。
だから、無料化は反対だね。
写真はアメリカのフリーウエイ。
ま、アメリカのものに日本人は憧れ、受け入れたがるからな。
オレもそうだったけど。
なんで、アメリカに行ったんだ。
でも、日本とアメリカは、色んなもの、コレを一例ととっても、随分違う点があり、何でもむやみやたらに、アメリカのものを受け入れるのは、いかがなものかと思うよ。