伊良部秀輝 兵庫県出身
元プロ野球選手、(ロッテマリーンズ、ニューヨークヤンキース、阪神タイガースなど)
アメリカカリフォルニア州LAにて自殺 享年42歳
アメリカから衝撃的なニュースが飛び込んできた。
元野球選手の伊良部が、LAの自宅で自殺したと言う。
伊良部と言えば、オレがまだアメリカで学生をしているときの選手だった。
日本で活躍して、ヤンキースの投手になった。
当時、別の球団からいい条件のオファーが来ていたのにも関わらず、ヤンキースに固執した結果、ヤンキースに入団した。
この一件は、まるで「江川事件」の様だったので、オレは今でも覚えている。
ワールドシリーズに勝った時のヤンキースにいたのをアメリカでオンタイムで見ていた。
アメリカでは実際、レギュラーシーズンでも、10何勝勝ったりもしていたようだが、日本で報じられたような感じとアメリカで当時報じられたのでは、中味に相当、温度差があった。
実際、当時、アメリカでは日本ほどに、好意的に伊良部は報じられてはいなかった。
やはり、入団のしかたにも問題があったのか、入団後もフロントともあまり上手くいっていなかったり、同じ日本人でも後輩の松井とは対照的に、チームに今ひとつ溶け込めなかったりとか、色々、アメリカでは実際、苦労をしていた。
やがて調子が下降していき、最後には「太ったヒキガエル」と当時の監督だったジョートーリにも揶揄られたりと、アメリカでは順風満帆とは程遠い選手生活を送っていた。
それから脱却したいと思っていた矢先に、星野監督から阪神入団のオファーを受け、優勝に貢献したが、それも長くは続かなく、数年後には引退、アメリカに戻ったが、その後の人生も紆余曲折、上手く言っていなかった。
日本とアメリカを往復するも、うどん屋のビジネスもダメだったし、独立リーグも怪我でダメになっているし、さらに野球をしていない時も、日本とアメリカの両方で飲酒にまつわるトラブルで幾度となく警察沙汰になったりの挙句、その行き着いた果ての自殺だったんだろう。
まさに見てそのまんま、浮き沈みの激しい、典型的なスポーツ選手、芸能人の歩むような人生像ではある。
中もそうだったのだろう。
野球以外は何もない。
それが出来なくなったら、途端に人生が乱れて、精神不安になってしまう。
裏を返すと、表面は厳しい世界にいるので、アウトロー的でいつも緊張状態にあっても、一度はプッツンしたら中味はすぐ壊れる。
やがてアルコールだったりドラッグにおぼれていくようになり、最後には自滅してしまうのは、誰でも同じ。
先日のイギリス人の27歳も、今回の日本人の42歳も全く同じ。
表面では皆がうらやむ人生でも、裏面は厳しい人生。
こういうのをみると、簡単に憧れるのもどうか考えものだと思ってしまう。
何はともあれ、実績のある投手であるには違いない。
そして日米の野球通じての架け橋にはなったのは間違えない。
冥福を祈る。
合掌。

写真は、シアトルマリナーズの本拠地、セーフコフィールド。
伊良部がいなければ、イチローも松井も松坂もアメリカでプレーしていなかったかもしれないね。
そういった意味では、伊良部は野茂と同じくらい大きな貢献をアメリカの大リーグにしたと思うな。
まさにジャパンズ・フロンティアマンだった。
元プロ野球選手、(ロッテマリーンズ、ニューヨークヤンキース、阪神タイガースなど)
アメリカカリフォルニア州LAにて自殺 享年42歳
アメリカから衝撃的なニュースが飛び込んできた。
元野球選手の伊良部が、LAの自宅で自殺したと言う。
伊良部と言えば、オレがまだアメリカで学生をしているときの選手だった。
日本で活躍して、ヤンキースの投手になった。
当時、別の球団からいい条件のオファーが来ていたのにも関わらず、ヤンキースに固執した結果、ヤンキースに入団した。
この一件は、まるで「江川事件」の様だったので、オレは今でも覚えている。
ワールドシリーズに勝った時のヤンキースにいたのをアメリカでオンタイムで見ていた。
アメリカでは実際、レギュラーシーズンでも、10何勝勝ったりもしていたようだが、日本で報じられたような感じとアメリカで当時報じられたのでは、中味に相当、温度差があった。
実際、当時、アメリカでは日本ほどに、好意的に伊良部は報じられてはいなかった。
やはり、入団のしかたにも問題があったのか、入団後もフロントともあまり上手くいっていなかったり、同じ日本人でも後輩の松井とは対照的に、チームに今ひとつ溶け込めなかったりとか、色々、アメリカでは実際、苦労をしていた。
やがて調子が下降していき、最後には「太ったヒキガエル」と当時の監督だったジョートーリにも揶揄られたりと、アメリカでは順風満帆とは程遠い選手生活を送っていた。
それから脱却したいと思っていた矢先に、星野監督から阪神入団のオファーを受け、優勝に貢献したが、それも長くは続かなく、数年後には引退、アメリカに戻ったが、その後の人生も紆余曲折、上手く言っていなかった。
日本とアメリカを往復するも、うどん屋のビジネスもダメだったし、独立リーグも怪我でダメになっているし、さらに野球をしていない時も、日本とアメリカの両方で飲酒にまつわるトラブルで幾度となく警察沙汰になったりの挙句、その行き着いた果ての自殺だったんだろう。
まさに見てそのまんま、浮き沈みの激しい、典型的なスポーツ選手、芸能人の歩むような人生像ではある。
中もそうだったのだろう。
野球以外は何もない。
それが出来なくなったら、途端に人生が乱れて、精神不安になってしまう。
裏を返すと、表面は厳しい世界にいるので、アウトロー的でいつも緊張状態にあっても、一度はプッツンしたら中味はすぐ壊れる。
やがてアルコールだったりドラッグにおぼれていくようになり、最後には自滅してしまうのは、誰でも同じ。
先日のイギリス人の27歳も、今回の日本人の42歳も全く同じ。
表面では皆がうらやむ人生でも、裏面は厳しい人生。
こういうのをみると、簡単に憧れるのもどうか考えものだと思ってしまう。
何はともあれ、実績のある投手であるには違いない。
そして日米の野球通じての架け橋にはなったのは間違えない。
冥福を祈る。
合掌。

写真は、シアトルマリナーズの本拠地、セーフコフィールド。
伊良部がいなければ、イチローも松井も松坂もアメリカでプレーしていなかったかもしれないね。
そういった意味では、伊良部は野茂と同じくらい大きな貢献をアメリカの大リーグにしたと思うな。
まさにジャパンズ・フロンティアマンだった。