ふた開けてみたら、慎太郎がまた当選しているよ。

投票率が前回よりも高い、さらに、地震の影響も踏まえ、結構高いようなこと言っていたとしても、たがが57%、それで変に色めき立つ日本も変だとは思うけど。

オレは慎太郎に、過去3回入れて、全て当選した。

しかし、今回は違った。

いくら石原人気があっても、4選は多すぎと思っていたし、それ以上に今回の慎太郎はずるいよ。

周りの候補者が出て動き出すの見届けてから、「じゃあ、いくか・・・」みたいな。

それでいたら、地震が起こった。

災害対応と言い、結局は最後の1日しか演説していない。

時間にして20分とか30分っていうレベル。

一番露出が少ないのに、一番目立った。

それだけで4選なんだから、まさに慎太郎の美味しいところどりで終わってしまった。

それに対し、例えばワタミの渡邊は、先人きって、出馬を宣言した。

しかし、結果としては哀れに終わってしまった。

まあ、渡邊に関しては、残業代払うのが先だったんだけど。

あと、強いていえるなら、会社の経営と政治はやっぱり別物っていうことでしょう。

確かに渡邊は、ワタミをあれだけの企業にしたのは、すごいと思うし、

人と成りも真っ直ぐの、いかにもバカマジメな経営者像。

そういった意味で、経営者としてはカリスマがあるかもしれないけども、

しかし、その反面、政治家としてはかえって単純すぎて浅い。

人間として深みに欠け面白みがない人間にみえてしまうのかもしれないね。

東国原は自分の事しか考えていないのがミエミエ。

別に見ていてムカってきたりしない、あくまでソフトなんだけど、極めて打算的。

さすが宮崎県の知事時代、途中で辞めて総理大臣になるって言った人だよ。

それどころか、知事として30万頭の牛を口てい疫の時に処理したのを、正しいと思ったんでやったはずなのに、それを間違っていたかのようにすり替え、さっさと1期終わったら東京進出への口実に使用しているだけじゃん。

それで結局は慎太郎になった。

地震の影響が、慎太郎に味方をして、現職の強さが4選に結びつけたのと同時に、

石原ブランドはなんやかんやいっても強いブランド力と言うのを改めて証明したよ。

若い世代には東国原が人気だったと言うけど、年取れば取るほど、慎太郎の人気がそれを上回る。

弟の七光りがまだまだ健在なのでしょうし、その弟も生前は兄の七光りを大いに受けていた。

人生の苦労人にはホント見ていてツライ都知事選挙だ。