あの後、別の友人から早速、フィードバックがあった。

「無事でよかった。オレのところは電話が実家に中々、つながらなく、やっと今日つながった。津波に飲まれたりとか、土砂にあって家がなくなったということもないようだし、とりあえず無事に生きている。」とのこと。

彼とももう十数年の付き合い。

こういうように数少ない連絡くれる人は本当に貴重であるし、人生生きていくうえでかけがえのない存在であることを痛感。

ただここまで話を聞いたら、他人事ながら少しは気にかかったりもする。

彼の実家は福島。

福島って言えば、原発の1つが爆破したようだが、爆破するくらいだから揺れは想像絶するものだったろう。

先ほどテレビ見ていたら、マグニチュードが訂正された。

一番最初のが9.0に訂正された。

9.0っていったら、史上4番目の強さだという。

専門家じゃないから、非専門的にいえば、震源から遠く離れた、それこそ漁業で言えばちょうど200海里制限の都心でもあれだけ揺れた。

オレも含めて生まれて初めてあんな揺れを体験した。

1つだけでなく、大小余震がいくつも重なったりして、9.0っていう数字になったのだろう。

一度大地震が起きると、余震の数々、それに付随する多次元での災害が都心では脅威だ。

例えば身近なところで、今感じているのが、「水と食糧不足」。

畑のない都心ではどうしても自給が利かず、購買するしかない。

地震発生して以来、その購買元である、スーパーやコンビニから、次々とモノがなくなっている。

特におにぎりだったり、パンだったり、一日数回配達要なものが、この地震で輸送困難になってしまったり、それとスーパーに行ったら、インスタント麺の棚がスカスカになっていた。

ストックを用意しているとは思うけど、今ある分がなくなったら、果たして入荷されるのだろうか。

インスタント麺だけでなく、その他食糧、飲料も同じ。

モノによっては途中通過が困難で都心までたどり着かないっていう、ケースも想像できる。

その状態によっては、食糧品の値段が高騰し、さらにはその食糧の原料となるものだって、例えば小麦。

インスタント麺、乾燥パスタ、パン、さらには非常食にもなるスナック菓子、これら全て小麦から出来ているものの値段はこの先どう動くのか。

ラーメンが国民食の日本では、インスタント麺なんかは世界でもトップレベルの大量消費国。

地震が起きる前から、小麦値段高騰化の懸念が叫ばれていた。

もし地震が起きた後、その懸念に一層拍車をかける事態に発展しようものなら・・・

最悪だと食糧危機が発生してしまうのか。

さらに「石油」。

この地震ですっかりご無沙汰のリビア情勢もさることながら、日本は世界でも石油を大量に購入する、産油国にとっては、いわば上客。

1億2千800万というサイズ、プラス日本の場合は世界トップの工業国であり、それだけ大量の石油が色んなものに使われるわけだから、この地震は決してマーケットを揺るがすのに小さな存在とは言い難い。

ガソリンがあれだけ上がった。上がったって大騒ぎしているのに一層拍車がかかりそうだ。

これが地震の怖さだというのを、ひしひし感じざずにいれなくなる。

こんな厳しい現実が待っているのだろうか。