ケバケバシイ通りには、沢山の人であふれていた。

当然、観光客の姿も沢山いたけど、それ以上に目立ったのはやはり地元の人たちだった。

皆、お金を持っていて、それを使いに通りに繰り出していたって言う雰囲気だった。

20数年前の日本で、夜のタクシーが捕まらなかった時代であったように、今はすっかり時代が変わってしまい、中国の時代になってしまった。

そんな人たちでごったがえしている通りにはその時代を象徴するお店が出ていて、そういったお店は混雑している。


$7月4日に復活して・・・

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色々ある中でも、日本人のオレとして一番印象に残るのは、やっぱり吉野家だな。

これはマックと同じ。

日本と違って、中国ではファーストフードでありながら、高級品の部類にはいる。

いくら発展したと言っても、まだまだラーメン一杯5元とかで食べられる店もあるのに、ここに来る連中は、決まってここに来ているって言う感じで、店の中は混んでいた。

吉野家がない、他の都市ならいざ知らず、もはや上海では、吉野家は吉野家でも日本から来た吉野屋ではなくなっている。

牛丼も外国のごちそうじゃないね。

さらにカネのある人っていうか、使いたい人は、寿司だったり、ここではないけど、新天地というこじゃれた西洋風の地区にある高級レストランに行くのでしょう。

新天地も見たけど、金持ちになった人が当たり前のように富裕層の生活をしていた。

その地区はまさに、東京の六本木ヒルズと同じ雰囲気だったのは、六本木ももはや、上海に抜かれる瞬間ということだったのか。

だとしたら、3年後、いや、来年行ったら、違った雰囲気を感じる事が出来るのだろうか。

話を南京路に戻し、


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物質の豊かさは、精神の豊かさをも、生むっていうのはあながち間違えじゃあないかもしれない。

パントマイムなんて西洋の自由主義社会が生んだ大衆芸能の一つなのに、今やすっかり洋の東西なしで、中国で見られる。

政治的に一党独裁でも、表現はほとんど西洋社会レベルの自由が保障されている。

モノもココロも今の中国がいかに自由なのかが分かる。

やっぱり自由な発想って大切だ。


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そんな通りから一歩横道にそれると、昔ながらの売店がある。

上海って言えば、ショウロンポウの文化。

これは焼きショウロンのお店。

いくらか忘れたけど、牛丼食べるよりは安いんで、食べておけばよかったと今でも後悔している。

今度行ったら、必ずここの焼きショウロンを食べる。

ちなみに吉野家同様、ここも盛況だった。

ここら辺は、古くてもいいものはいいという、シビアだけど当たり前の判断基準。

お金が大好きだけ、それに対してシビアにもなる中国人の価値観からすると極々当たり前か。

そう思ってまた来た道を外灘へ引き返した。

そうすると前の晩は見れなかった、浦東地区の摩天楼がライトアップされていた。

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まさに今の繁栄が現実か、それとも夢のうちに終わってしまうのか、分からなくなりそうだった。

でも、日本は近いうち確実に抜いちゃうだろうけど。