僕が癌を宣告された時
一緒に落ち込んでくれる人は一人も居ませんでした。
僕の知らないところで気持ちが落ちてしまった人はいたかも知れませんが、少なくとも僕の目の前で落ち込む人は居ませんでした。
入院期間
家族や友達、そしていつも応援してくれる皆様が見せてくれたのはいずれも"元気な姿"でした。
そこでようやく前を向いていないのは自分だけであると気付きました。
同情する事で救える
同情される事で救われる
そんな時もあるでしょう。
しかしこの時の僕に欠けていたのは"生きる希望"であり"生きる力"でした。
それを取り戻せたのは紛れもなく皆様の"元気な姿"のお陰なのです。
わざわざ足を運んで下さった方も沢山いらっしゃいましたが、SNSやYouTube等に自ら誰かの"元気な姿"を探しに行っては勇気を貰っておりました。
3.11。
確かに忘れてはいけない日。
でももしかしたら誰かの誕生日かもしれない。
もしかしたら誰かの結婚記念日かもしれない。
あの日の恐怖はしっかりと胸にしまって、元気な情報を共有しよう。
今、僕に出来る事は何だろうか。