ライパス2日目を終え残すところあと1公演。

やっと流れが体に入ってきたのに。
やっと演者の皆様と仲良くなってきたのに。

もう明日で終わります。

顔合わせをし、リハーサルや稽古を始めた当初は最終日の想像なんてしていなかったし、本番前日も3日で5公演は長い道のりだなぁと感じておりましたが、いざ初日を迎えればカウントダウンが始まるのでした。



楽屋では公演が終わる毎に「寂しい!」を連発していた僕でしたが、まだ次があるとわかっているからそう思うのであって、"終わる"事自体は寂しい事でも怖い事でもないようです。

それよりも終わった後に後悔するのが一番怖くて寂しい事。
悔しくて自分が望んでいない結末。

ならば"今"という瞬間のみを一生懸命過ごせば"終わり"に向かってベストを尽くせるようなそんな気がしております。



そんな事を考えながら終演後に脚本、演出家、gene役の松髙タケシ氏と

そして"lambda"役の的野祥子ちゃんと3人で語り合いました。
内容は秘密です笑


3人が集まって自然に会話が始まりましたが、この時間こそが予想してなかったサプライズで、仮に約束していても果たせる可能性の低い"偶然"なのです。

その他にも今回、バンドメンバーや演者、スタッフと交わしたたわいもない会話の一つ一つを大事にその時間を過ごす事に徹底していましたが、とても充実しておりました。

明日の事も、数分先の事さえも考えずただ"今"を楽しむのみ。
半年ぶりに緊張もして「俺生きてるわー。」とか思いながら。



明日の千秋楽が凄く楽しみです。





ちなみに会場のトイレの洗面台の水道がセンサータイプで全然反応しなくて「俺死んでんのかな?」と思った午前中でした。