先々月に受けたCTC検査の結果が戻って参りました。

CTCというのは"循環癌細胞"の事で、癌の大きさが1.5mm程の大きさになると栄養を求め、血液の中に入ってきます。
CTC検査はこの血中の循環癌細胞を数値化することによって早期発見が出来るというものです。

人によって癌細胞の性質も違う訳ですから、効く薬も違ってくる訳で、僕が自分の検査結果をここに全て書き出したところで誰かの癌には何の役にも立ちませんが
例えば化学療法を受けるにしても有効な薬、やや有効な薬、全く無効な薬がわかるので無駄な副作用を避けられます。

もちろん天然成分よるデータや、温熱治療によるデータも同じ要領で貰えます。
僕が最近ビタミンCの点滴やサプリを飲んだり、食事制限をしているのもそのデータに基づいたものを試しています。

また、P53遺伝子治療の効果も上げることができます。
P53遺伝子治療については後日説明しようと思いますが、調べてみるとより詳しくわかるかと思います。



結果を申し上げますと、僕は精巣癌ステージ3a(横隔膜よりも上に転移を認められた)と診断されたので腫瘍こそ取り除いたものの、血液中の悪性細胞が4.3/mlいる事が発覚致しました。
基準値は約1/ml程だそうです。
再発リスクは高めです。

検査により再発が判明した訳ではありません。
あくまで再発のリスクが何%あるのかが分かったと言う事です。

この結果を家族に報告したところ、少しがっかりした様子でしたが、
「そんな検査がある事を知っていれば助けられた身内や友人もいる可能性があるなぁ」
と、こぼしておりました。

そして僕も退院後、何かと癌について調べていたので想定内ではありました。

ここで勘違いしてはいけないのが、医師は嘘をついているわけでは無いという事。
一番最近の診察にて主治医から
「現在体内に癌細胞はありません。」
と言われました。

CTやMRIでは癌の大きさが1cm程に成長しないと判別ができないので、CTC検査ができない病院では"治療終了"という事になりますね。


そんな診断結果を鵜呑みにして何の制限もなく過ごしているなら、ただ再発を待っているのと同じです。


打つ手は無いと診断される可能性ももちろんあるとは思います。
ですがこの検査の事を治療前に知り、受ける事が出来れば、早い段階で効率的な治療方針を決められるのです。
何より本人が戦う前に諦める事なく、ご家族、そして友人が前向きに明確な目標を持ち癌と戦う覚悟が出来ると思いました。



しかしこの検査、国内ではまだ保険が適用されておりません。
海外では適用される国もあるそうですが。

何度も申し上げるようですが、精巣癌は20〜30代に多い癌です。
癌と宣告された方はもちろん、されていない方々も気軽に受けられる値段にならないものかと悔しい思いです。



そうそう。昨夜ふと思ったことがありまして
たまたまではありましたが癌宣告を共に受けてくれたのも義母であり、またこの検査のきっかけをくれたのも義母でありました。

もしかして前世では僕の母として出会っていたのかなぁ…なんて、そんなご縁を想像した七夕の夜でした。