昨日ふと思い付き、改めて精巣がんや胚細胞腫瘍についてネットで調べていたところ、主治医以外の意見や治療の説明、そして経験者の言葉を沢山発見して読み漁っておりました。

そこで当時は散々闘病者の方々に寄り添えるようにとか精巣がん、胚細胞腫瘍の認知度を上げる為にとか言っておきながら初めて同じ志を持った方々の闘病記を拝見したのです。



先に報告をしておくと、昨日の診察では経過は良好。そして腫瘍マーカーであるAFPも2.8(陰性値は0.0〜13.4)と、未だに少しずつ下がっていっている次第です。
そして再発防止のために食事や運動で免疫力の高い体を作っていくために、これからも予防につながりそうな事を続け、経過観察という段階に至りました。



昨日僕が見つけた何名かの闘病記は胚細胞腫瘍と診断された方のものになりますが、驚く程に内容が似ていました。
発見された段階でのステージにもよりますが、殆どの場合BEP療法という3種の抗がん剤を投薬する治療をAFP値や腫瘍のサイズを見ながら何クール行なっていくかというものなので治療内容が似ているのは当然なのですが、病名を告げられた時の心境や闘病しながら感じている事、そしてそれを発信していこうと思った事、文章の雰囲気までそっくりで驚きました。

そして中でも発見時のAFPが55000以上という僕の数値が圧倒的に誰よりも高かったのも驚きでした。
もしかしたらそれ以上の方も中にはいらっしゃるはずですが。
AFPが下がっているのに腫瘍は大きくなり続けているというような内容のものもあり、とても心が痛くなりました。



無事に治療が終了し、根治出来た方のブログもありましたが
かと言って、僕よりも発見された時の数値が低い方の治療が未だに長引き、別の化学治療を行なっているという場合もあるのです。
年齢が若い人程進行が速いというのは酷な事です…。

それにしても一人ひとりが本当に前向きに闘病され、発信しているという事に更に勇気付けられました。



発見のタイミング、主治医との出会い、周りの沢山の方々のサポート、そしてブログやSNSを通して応援してくださる皆様…
僕がここまで回復したのは僕一人では到底出来なかった事で、持ち合わせた"運"も含めて本当に奇跡が起こり続けているのだと自覚しております。



病院での治療は一旦終わったという事になりますが、がんとは一生の付き合いだと覚悟しております。
何もしなければ再発率は低くないはずなので今後油断出来ないと思っていると同時に、やはり"がん=死"を連想してしまうというイメージがどうしても闘病者や家族が不安になってしまい前向きに闘病出来ない原因にもなっていると思うので、治す方法や予防できる情報、そして科学的根拠のないものも含めて"確か"な情報が出回り、宣告されても焦らずに全員が前向きになれる未来が来る事を祈ります。

僕も少なからずそう言った事を発見し、発信出来るようにこれからも真剣にがんと向き合っていこうと思います。

写真は本日行ってきましたシンバルメーカーのイベントでのものです。これについてはこの後書こうと思います。僕のサインはどれでしょう。

久々に長くなりましたが最後まで読んで頂き、ありがとうございます。