おはようございます。

どうやら僕はコウダ家に婿入りしているのでmisonoを「嫁」と呼ぶ事は間違いなんですよね。

あまりにも嫁と呼びすぎて後に引けなくなっておりました。



ここで皆様にお話しできる話が一つ。

前置きがくどいようですがお付き合いください。

忘れもしない11/14。



胃潰瘍とギックリ腰の併発によって体調を崩していると勘違いしていた僕が最初に宣告されたのは
「悪性リンパ腫か精巣がんのどちらかです。」



これは初診で病名が確定する数時間前の話で
まだ血液検査等の結果が出切っていなかった段階だったので確定できなかったのだと思います。



どちらにせよ"がん宣告"です。
その瞬間というのは映画やドラマでしか見た事のない僕が当初の浅はかな考えで冗談を言うと

・自分の人生においては、一番関係のない病気であってほしいランキング29年連続1位

・自分の人生においては、診察室にて絶対に言われたくないワードランキング29年連続1位

・自分の人生においては、身内にもなって欲しくない病気29年連続1位

そんな"がん宣告"をコウダ家の母と共に聞くという
当初の僕にとっては余りにも残酷で絶望的な状況でありました。

婚姻届を約2ヶ月前に出したばかりだったので余計に。


ただ、"自分が病気を受け入れる事"よりも先に、"新しい家族に(もちろん中村家の方にもですが)早速親不孝な報告をしなければいけない事"の方が気になってしまい、その日は落ち込む余裕も無かったのも事実で
今考えると救われた思いであります。

仮に一人で宣告されていては、それこそ気が気ではなくなっていたと思います。
一番大事な"妻への報告"も遅れてしまっていたかも知れません。

ともあれ
どちらの家族も冷静に事態を受け入れ、的確な判断により治療開始が早い段階で出来、現在に至るという訳です。

経過は順調であります。



僕の場合はこの様な状況だったにも関わらず
奇跡が重なったお陰で、そこまで落ち込む事なく病気を受け入れる事が出来た訳なのですが

やはり多くの人が同じ状況だった場合に気持ちが先に動いて深く落ち込んでしまうパターンも少なくないのかな…と同時に思った次第で

メンタル回復の為、多くの時間を費やしてしまうと、それはそれで治療が遅れてしまう恐れがあるので

この文章力がそんな方々にどこまで寄り添えるかわかりませんが、少しでも不安を取り除くきっかけになれればと思います。


以上、コウダ シンノスケよりお届け致しました。
約1年半ほど前に頂いた花束、現実になってしまいました。