事業主 「助成金手続きしたいんだけど、やってくれる社労士いないかな???」
こういうお悩みはよく耳にします。
そしてこの助成金手続きをやってくれる社労士の選定は、すごく重要です。
なぜなら、社労士の懲戒事由の多くは助成金手続きに絡む不正だからです。
社労士の懲戒は、社労士になると送られてくる『月刊社労士』という業界誌の
巻末で報告されています。
手元にある号で、とあるふた月について見ると、
合計10件の懲戒が報告されているんですが、
8件が助成金における不正が理由です。
なぜこんなことになるのか?
助成金手続きをやる社労士は倫理観が低いのか??
たぶんそうではないんです。
助成金手続きという業務の特性が、不正を招きやすいんです。
助成金手続きは要件も細かくて、
必ずしも助成金のために整えているわけではない
出勤簿や賃金台帳、労働条件通知書などもチェックを受けます。
そしてそのチェックがあまりにも細かい。
助成金の本旨から外れた話でつまづくこともしばしばです。
この余りの細かさは行政にも改善して欲しいところではあります。
実際、コロナ騒動の時の雇用調整助成金について、
今まで通りの厳密さで進めようとしたら、
「手続きが複雑すぎてさっぱりもらえない」という世間の怒りが噴出し、
普段手続きをしている私などからすると
病的なくらい手続きが簡素化されました。
「お金をもらう」というのはそれだけ大変なんですね。
続きの「不正をしない社労士の見極めポイント」についてはHPのブログ欄で!
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