こんにちは。
秋晴れ、秋日和・・・まさに今日はそんな日です。
さて、アンティークタイルが入荷致しました。
和製マジョリカタイルが中心に届いております。
和製マジョリカ・タイルとは、金型で花柄など凹凸の
レリーフを施した152mm角、10mmの硬質なタイルで、
筆で一色ずつ数種類の色釉を載せるなど
製造に手間のかかった装飾タイルです。
大正初期から昭和10年代にかけて日本で生産され、
また国外へも輸出されてきました。
このタイルは、近代イギリスの装飾タイルを模倣したもので、
このタイルは、近代イギリスの装飾タイルを模倣したもので、
タイルメーカーのミントン社が当時「マジョリカ・タイル」という
商品名で売り出していたのが、日本でも
それをそのまま呼び名とし、タイル業界で広く流通しました。
イギリスで生まれたこの「マジョリカ・タイル」は、正式な様式名称
ではありませんが、15~16世紀のイタリアやスペインの
錫釉色絵陶器、いわゆるマジョリカの流れをくむ多彩色表現が
できるという意味合いから、このタイルのために開発した
色釉を「マジョリカ釉」と命名し、「マジョリカ・タイル」という
商品名をカタログに載せました。
当初は、国内の洋館や旅館、銭湯、一般建築の水周り向け
需要でしたが、大正末期から昭和初期には、中国や
東南アジアへの輸出が盛んになり、輸出先の嗜好に応じた
意匠で特注生産も行いました。
昭和6~7年の輸出の最盛期には、満州,中国、台湾から
インドまでの東南アジア諸国、オーストラリア、
アフリカまで輸出されたそうです。
アフリカまで輸出されたそうです。
華やかでモダンなレリーフタイルです。
リフォーム建材として使用する方や、額に入れて壁面装飾
とする方、花台に使用したり、そのまま飾っても
素敵なインテリアになりますね。
