『古もの』 その10 | anetaka-blog

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LIVING GALLERY 姉小路高倉-ANETAKA-発信のブログ。
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『 李朝後期 木製糸巻き 』

“道具”と辞書を引くと
①仕事に使う器具 ②そなわり物
その道具を使うのは“人の手”であり、
その人の手の手助けをし、物を作るにあたって
必要なものです。
何千年もの前から道具は人によって作られ、
その日常的な道具にも趣向を凝らしてきました。

李朝(1392-1910)の糸巻き。
実に手にしっくりと馴染みます。
両面に文様を削り、日常的に日々使う
物だからこそ“道具”として以上の
装飾を施したのでしょうか。


約12cm×3.7cm、厚み0.8cm