先日、京都東山 花見小路近くの
何必館・京都現代美術館
で開催中の
『 MAYA MAXX 展 』へ行って来ました。
「 十牛図(じゅうぎゅうず)」をテーマにした、
書と絵を併せた展覧会。
「 十牛図 」というのは、禅の悟りに至る道筋を
牛を主題とした十枚の絵で表したものです。
牧童が牛を探し捕らえるまでを描くものなのですが、
牛は“心理、本来の自己”であって、牛を得ようと
するということは、本来の自己を探求する旅であり、
悟りへの道程ということなんだそうです。
力強い書に、ユーモアな絵、
そこに MAYA MAXX さんのメッセージが
綴られていてとても素敵な展覧会でした。
今年ひそかに自分自身で掲げた目標
『 丁寧な生活 』という想いにリンクしたメッセージも
あって、何だかさらにその目標を強く
自分自身に伝えられたような気がします。
あと、会場であった何必館(かひつかん)。
四条通りに面した賑わいある場所にあるのですが、
美術館としての空間がとても素敵でしたよ。
陰影礼賛の世界がありました。