
裏 ANETAKA のお話。
イギリスのアンティークランプから始まり、
BB DESIGN WORKSさん製作のシャンデリア型ランプ、
そして建具の製作依頼を頂きました。
京都市西京区にお住まいの T 様。
ご自宅の内装をリフォーム中で、キッチンのドアをデザイン・製作
させて頂くことになりました。 決まっていたことは
寸法、そして吊り戸であること。
ご要望は、ステンドグラスを取り付けて、そのデザインとなる
モチーフは”象”にして欲しいということでした。
象がもの凄くお好きなのです。
木材はイエローパイン材を使用。マツ科の針葉樹で、
適度に重く堅固でドア材にむいています。
全て無垢材で組み、オイルステイン塗装で仕上げています。
ステンドグラスはお客様のイメージされていた原画を元に、
BB DESIGN WORKS さんが手掛けました。
ドアは開閉時に衝撃がある為、強度にも配慮したデザインです。
引き手もノブ式ではなく、手じゃくりで気泡入りの乳白色の
ガラスを、鉄を叩き加工したフレームで
両側から挟みこんでいます。
こうして世界にひとつのT 様オリジナルのドアが完成しました。
ドアは使用頻度が高い分、キズも付きやすいですよね。
けれど、自然素材で作ったものや、無垢材のものだと、
多少のキズも味わいになり、削ったり、塗装を重ねられて
風合いが増す。ステンドグラスも年月を重ねることで、
すごくいい風合いになります。
”アンティーク”と呼ばれるものの様に、新しく生み出す
ものにもそこを目指せるような、しっかりした
”ものつくり”をしていきたいです。
