初めて全日本キックボクシングをLINちゃまに連れられて観戦に行った。
LINは生粋の格闘技フリーク(過去に本人もやっていた)。
今回はパンクラス 郷野選手がお目当てだ

特にお目当ての選手が居るわけでもなく、いつも誘われるままに「イイ試合」を観たいだけで足を運んでいる。正直今回はあんまり期待していなかった
がっ、オープニングの試合からナイスファイトの連続!!!素人なんであんまり難しいことはわからんが、皆凄くいい目をしている。対戦者に怯む事無く、愚直なまでに立ち向い、攻め続ける。(約一名除いて・・・。)

30歳代の選手も多く、一回り年下の選手にも体力的なハンデなんか感じさせない位”気持ち”がつよい、実際にも強い
同年代として羨望の眼差しで観戦させてもらった。

特に最終メイン試合の山本優弥選手は、対戦相手の佐藤嘉洋選手との身長差やリーチ等Negativeな要素が多く
1ラウンドで「ダメか?」と思ったが、想像を超えた”根性”を見せてくれた
立ってるだけでも精一杯の筈なのに、決して後ろには下がらない”攻め姿勢”を貫き通した。
佐藤嘉洋選手もムエタイスタイルの匠なヒザを繰り出し攻撃をゆるめない。
お互い判定勝ちでは無く、100%相手を倒す事の為だけに自分自身とも戦っている。

はじめて観たキックなのに我を忘れて歓声を上げていた
山本優弥選手は”良いのを”もらっても、ダウンを取られても
諦めず、折れず、に瞳をギラつかせて挑み続ける
しかし、結果判定で負けた
佐藤嘉洋選手や関係者に敬意を払い挨拶をし
自分のコーナーにもどり、関係者に向かって負けたことを詫びながら泣いていた
惜しみない拍手を送った
彼は自分の決めた事には全責任を背負う覚悟をもてる人なのだろう
漢(オトコ)だ。惚れたぁぁ

「成功者って言うのは何があっても、絶対諦めない人の事だよ」
以前、誰かが言った言葉を思いだした。

良い物をみせてもらった
そして心に突き刺さった
明日から全開で走ってみよう