【浅間山荘事件】その2 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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おおかたの予想を裏切って、校長室にいたのは校長と二人の警官だった。


時は、合格発表の2日くらい前に戻る。
田舎の家近くには、歩いて買い物に行ける距離に、2つも店がある。
月に何日かは、店へ豆腐やらを買いに行かされた。

その店に、ハイカラな兄さんたちが来て、店入り口にいた私に町へ行く道を訊いた。
二十歳前後の都会弁を使う人たちだった。
田舎では乗用車に若者が乗っているだけで珍しいし、ましてや都会人はみない?

顔や衣装は忘れてしましたが、忘れられないインシデントだった。
というのは、教えた道は毎日通学に使う県道だ。
その時は、知らなかったが、道沿いには一時日本中で有名になった、あの店もある。

坊さんちの入り口だ。



これらの銃が、3年後浅間山荘で使われることになるとは、まだ知らなかった。


が、このあたりから、【オバケ】が出るようになった。

【オバケ】には足あって、カメラを持ったりしていたが。

警官らは、店に来たあか抜けた男たちの立ち寄りそうな場所を探しているうちに、私が会話しているのを見たという話を聞き学校に来たのだった。


しかし、これはほんの序章だった。



(つづく)