白頭山はだいたい100年周期で軽い噴火をしているが、10世紀のものは桁違いに大きかった。
ただし、高麗にはまだ記録文書どころか、国の成り立ちを妄想小説にした『三国史記』さえ作られていなかったから、半島には記録がない。
大陸の記録にもないようだが、日本の記録にはそれらしい記述がある。
最近の東北大の調査から、火山灰は山近くで数十メートル、日本の北東北や北海道でも10センチメートル程度の火山灰が確認されている。
噴火物量は、日本で戦後最大の犠牲者を出した御岳山噴火の最低10万倍。
朝鮮半島はほぼ全域、数日間暗闇になる。
北朝鮮の大半は人が住めなくなり、南部でも噴火による世界規模の天候不順で不作、食糧不足となる。
済州島4・3事件の時のように、日本には大量の難民が密入国する。
日本は、ますます混迷する。
★10世紀のような大噴火がまた有るとは考えにくいが、山は最近毎日膨張している。