少し昔は、ミトコンドリア分析が主であり、アフリカ➡シベリアだのと言われていた。
が、今は微量のY染色体分析も可能になり、
東アフリカ➡アラビア半島➡インド➡アンダマン➡チベット➡満州➡サハリン➡北海道
ルートが主流であり、
今の日本人の半数弱は、アイヌの血を引いていることが分かって来た。
また、言語構造はトルコ・モンゴル語に近く中国語とはほとんど共通項がなく別個の言語構造を持つことも分かっている。
よく話題になる半島語には、あまり似ていない。
言語を考える時重要なのは、今の言葉ではない。
今の日本語だけを考えたら、コンピュータ関連企業のテキストだけ見たら、米英語だと似ていると勘違いする。
同様に平安以降の日本語だけを見たら、かなり大陸的言葉(例えば呉語や漢語)に似ているとなる。
風習だけに注目するのも危険だ。
神道と新王国時代のエジプトなどは瓜二つになる。
また、母音だけ見たら日本語とポリネシア語の発音の違いは、探すのが難しい。
少なくとも、今の半島語よりははるかに近い。
このように、言語や風習での比較は危険だ。
しかし、まだまだ遺伝子から見た日本人が、大半は大陸人や半島人とは違っているということは教えないだろう。
私らの世代では、骨格だの肌の色だので区別する教育をされた。
だからかも知れないが、いまだに白人とか黒人やら黄色人とか言う方々さえいる。
これは昔から常識だが、北部インド人と大半のヨーロッパ人は、同じ先祖同じ言語だった。
英語のような新しい言語でさえ、サンスクリット語に似ている。