【芸能勘繰り情報】リリポンの乱の裏側 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ここから書くことは、一部は予想しているであろうが、言葉にはできないタブーのようなものだ。
国会議員の中には、北朝鮮から日本人に化けている輩が……と言っただけで、氏名を明らかにしないのに、名誉毀損で告訴するとかいう不思議な方がいた。
これからの話は、ヲタ族なら常識、一般紙でさえ紙面を飾り、昼のワイドショーを賑わせた内容。
ほとんど芸能界に興味が無い人でも解る。

直接従業員1000人程度、年間売り上げ100億以上。
中企業並みの複合体である。


平成歌謡界に大きなエポックを作り上げた女性グループである彼らには、異性との交際禁止という暗黙の掟があった。
中には、アイドルとしての立場になる前の交際を明らかにされたりする、ある意味不幸な場合もあったし、表には出なくとも、急に活躍の場を東京や大阪ではなくなったメンバー、海外に出されたメンバーもいた。


状況を知らない人のために、概略を記す。

この女性グループは毎年6月に、グループ全体の人気投票結果を発表する。
2#8同様、6月は荷動きの少ない月だ。
一部になぜ梅雨の時期に開催を?とかいう意見があるが、最初から8月ディスク販売との関係もあり、6月開催は動かせない。


そんな異性との交際さえ、表向きは禁止の恋人気分にさせて売り上げを伸ばす商売。
ある程度の歳になれば、自分の欲求と不合理な世界の掟を、上手くコントロールできるようになる。

が、経験からすると、私の場合は掟を守る力がなかった。

さて、本題に移ろう。
厳しい掟社会に生きる夢を売る少女たち。
難波に、掟を破って夢を引き裂いた哲学少女が現れた。

絶対女王の三連覇も、大御所引退の話も霞んだ。
かつての組長や次期組長の名が出る輩、自ら風紀委員長に立ち上がった百合姉さん。
組長のさや姉さえ、不満をあらわにした。
元組長は、経営側への不満を口にした。



が!
経営側は、今のグループを助ける苦汁の選択だったのである。

その理由は、リリポンには悪役をかぶってもらい、残るグループメンバーを助ける為だ。

その奥底に隠してしまったのは、あるいは見えにくくしてしまったのは、鰻犬のいる越後魚河岸商店街の鮪の存在を消す為だろう。

マスコミなどは、これには触れられない。


★これは小説です。