いや、一人で正論をはいていると思っている。
近くに『正しい言葉を覚えよう』とかいうサークルがあり、数年前にあるブロガーさんの薦めでしばらく私も参加していた。
最初は分からなかったが、このサークルには暗黙の了解があり、お局様や将軍様の言うことは、仮に間違っていても首を縦に振るのである。
そうした常識を知らなかった私は、しばらくしてそのサークルから離れた。
病もあり、長らくサークルには顔を出さなかったが、最近また首を出している。
ただし、相当な嫌み爺としてである。
私としては正論だと思っているが、サークル内の数名を除いて五月蝿い奴と思っているに違いない。
例えばこんな話があった。
手押し車をねこと呼ぶことはよくある。
が、正しい言葉を覚えようと言っているところには相応しくない呼び方だ。
で、業界内でならねこでよいだろうが、正しい言葉としては不適切では?と疑問をはいた。
と、矢のような反撃。
また、こんなこともあった。
誰かが、金槌をトンカチと呼んだ。
と、正しい言葉を使うべきだとクレーム。
なんでも、ゲンノが正しい言葉らしい。
待てよ、だったらゲンノではなくてゲンノウでは?と言ったから火事になった。
最近分かってきたが、サークルでの『正しい言葉』とは、業界内で通じる言葉という意味だった。
けして共通語ではないが、サークル内でそれをはっきり言うことはタブーらしい。
キニーが痛いとか、プニュウモニアにかかったとかが、正しい言葉なんだと。
そんじゃあ、皆さんプサイコロジー患者に見えますよ、と本音を言ってしまった。
やはり、ヴェレッジ蜂部である。
そんなこんなで、またまたひねくれ爺になっている。