が、東條英機の死刑前に書かれた遺言に、私は深く感銘する。
簡単にまとめてみよう。
死刑はほっとする刑だが、死刑で責任はあがなえない。
天皇と国民には申し訳ない。
一部の過ちから世界の誤解を受けたのは悲しい。
今回の裁判は政治裁判であった。
アジア民族有色人種を恥じることはない。むしろ誇るべきである。
インドの判事は尊敬する。
アジア民族の誇りである。
今回の戦争で、アジア民族が認められ、列強の排他精神をやなくせたら嬉しい。
日本の事実上の支配者たるアメリカ人に一言いいたい。
日本人がアメリカ人を嫌いにならないようにしてほしい。
日本人が共産化しないように望み、アジア民族と仲良くしてほしい。
今回の敗戦は、アジア民族の協力がなかったからだ。
終戦3年で、大陸は共産化してしまった。日本まで赤くなったら危険である。
アメリカの食糧援助などには感謝している。ただし、インフレなどがアメリカのせいだとされる風潮になるのは危険だ。実際そうした罵詈雑言を流す輩もいる。こうした捏造報道に惑わされることを危惧する。
日本は米国指導に基づき、武力を全面的に放棄した。
これは素晴らしいことだ。
ただしそれは、世界中の国々が武力を全面的に放棄した場合である。
泥棒が跋扈しているのに、警察がいなくなったらどうなるのやら。
以下省略。