私とは多分見方が違っているが、尊敬するブロガーさんが、若くして亡くなった漢学者について述べられていた。
彼は崇高な文章で芥川賞候補にも挙げられた、私の惚れた小説家である。
中学のとき、短編を読んで感動した。
もともと小説には興味がなかったが、彼の文章には感激した。
百名山で知られる深沢さんとは旧知の友らしく、深沢さんあたりも彼の才能には惚れていたようである。
彼の代表作は、亡くなってから世に出た。
そんな彼は漢学者らしからぬサモアだかパラオあたりを舞台にした作品も書いている。
最近高江で話題になった『土人』も、彼は親愛を込めて書いていた。
マイコプラズマ、クリミジアなど難しい相手もいるが、せめてペニシリンが普及するまでは生きていて欲しかった。

Wikipediaより 中島敦