【天体気象小説】黒点消失期へ | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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2018年9月。
予定より1年早く黒点消失期が始まった。

さらに、3年経っても黒点の回復は見られない。

2020年。
寒い夏が訪れた。

気象庁は、北極変動のためと説明した。

おかげで、心配されていた、東京五輪での熱中症患者は出なかった。

翌2021年。
ペクト山が揺れだし、北の人々が南や中国に移動した。

ペクト山の災害は、2017年東北大学大学院が調査したように、近年の大噴火予測と避難シュミレーションが提示されている。

今や山体膨張は、年1000mmを超えている。
10世紀ほどではないにしろ、地球表面全体の気象と生命に多大な影響を与えることは確実だ。


現代への影響は、没海国が滅んだ時と比較にならない。

ロシアは早くから避難・移民ルートを作っていたが、北朝鮮は中国との交渉が上手くいかず、移民が進んでいない。

韓国は、国内デモばかりで何ら対策をとっていない。

朝鮮戦争後と同じく、日本に密航すればよいと思っているのだろうか。


降灰の影響は日本にもある。

いや、地球表面低温下の影響は、アジアどころか地球表面全体に及ぶ。


全く分かっていないようだ。







2030年。

まだ、黒点が不足している。

オイミヤコンでは昨日、マイナス75度を記録した。
ブラジルやインドネシアからは、雪の便りである。