この方には、キャーエロカナ大学に交換留学していた時、見たことがある。
神聖なる三角山に登り、あろうことか頂上でお香を聞いたお方である。
我々日本人の間でも、お香嬢と呼ばれ話題になっていた人だ。
お香嬢は、時々テュルク連中とも飯を食っていて、彼らの間でもマドンナであった。
これが後の、東大大沢昭一的心の風呂屋騒動に繋がる。
しばらくしたら、お香嬢はテレビ解説者になっていた。この頃から、親父の潰された夢を掴む計画があったのやも知れない。
お香嬢は、機をみるのにたけていた。
それはカナヤボウ嬢にも言えるが、中身がまるで違う。
カナヤボウ嬢が水面を駆けるミズスマシなら、お香嬢はタイフウ湖に棲む千年亀。
全く土壌が違うのである。
ミズスマシがどんなに力んでも、タイフウ亀にはなれない。
