【記憶】欠陥人間として | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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一部ブロガーさんはご存知のように、私には嫉妬能力が欠けている。

嫉妬心らしいものが湧いたことを思い出そうとしても、まず浮かばない。

敢えて挙げるなら、半世紀前になる。

県庁のある、大きな街に行った時のこと。
立っていた私の前に座っていた母子がいて、赤ちゃんがぐずりだした。

と、そのお母さんは、ポロリおっぱいを出して赤ちゃんに与え始めた。

田舎ではよく見る風景だったが、街中でもあるのかと驚き、幸せそうな赤ちゃんの乳を吸う姿に見とれた。
多分あれは、赤ちゃんへの嫉妬だったろう。

もう一度は、大学生になってからだ。

ちゃんとは話できる間になっていたから、1秒でノックアウトされて3年目のことだろう。

真っ黒に光るシルクの男ものシャツを着ていた。
近くのコンビニ(当時コンビニはなかったが、似た店)に行ったらちゃんがいた。

モデルくらい決まっていた。
一緒にいた彼氏、後の旦那を明るく紹介された。

かつて味わっていない、不思議な気分になった。


多分、あれも嫉妬とかいうものの仲間だろう。





この記事を書くきっかけとなった方も、嫉妬心欠乏症という重い病にかかっている。


が、最近私は、この方にも嫉妬心の仲間を抱いている。

なんと、チョコパフェを1人でもオーダーできるという。

還暦過ぎても、まだ私はそれをできる能力がない。

すごい方だなあと、マフィア準構成員を殴ったことより素晴らしい。



そう思うこの頃。