【読み方考】豊洲と盛り土 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

しばらくは、茶の間テレビを賑わすニュースなる地名に、築地移転予定地だった豊洲(とよす)という場所がある。

一方、大阪の方ならだいたいご存知と思うが、此花区には舞洲(まいしま)という場所がある。
横山ノックさんが作ってしまった、ディズニーランドのようなゴミ処理施設がある場所だ。
あまりにコミカルな建物ゆえに、すぐ近くのUSJと間違って来る人もいるらしい。
あんなお遊び施設のようなものに、維持費だけで年間数億円とかを負担する府民が、自民や民進を捨てて維新に流れるのは、分かる。
水道局施設などの府と市の縦割り行政による弊害、府民のためよりある団体のために働いているような職員への反発もあるだろう。


おっと、本題に関係ない話が長すぎた。






同じ“洲”という字でも、東京は“す”、大阪は“しま”である。

舞洲のように豊(とよ)と発音するなら、豊洲(とよしま)と発音するのが一般的だと思われる。

ただし、東京下町や埼玉南部などに住む方々や一部外国人には、“とよしま”の発音は極めて難しい。 だから、“とよす”といった音訓混合となったのかもしれない。


また、もうひとつ今日のニュースで何度も出てくるであろう“盛り土(もりど)”という読み方も音訓混合だ。

これもまた、発音や漢字の読みを間違えた方々の影響があるかもしれない。
盛り土を“もりど”と呼ぶのは建設業界などでは当たり前になっていたりする。
が、“もりつち”が“もりど”になってしまったのは、江戸時代か最近の外国人作業者に関係している可能性がある。

日本人でも一部できない人がいたりするが、“り”の後の“つち”の発音を、ほとんどできない外国人もいるからだ。

日本語を母国語としない一部地域の人にとり“つ”や“ち”の発音は、あまりに難しい。


日本人の多くが、LとRの発音を区別できないことに似ている。