『戦国自衛隊』というのは、かつて人気のあった映画である。
織田信長あたりの活躍していた時代に、自衛隊がタイムスリップしてしまう話だった。
さすがにこれは、ほとんどの人がファンタジーだとして楽しんでいただろう。
『水戸黄門シリーズ』もあった。
私が子どもの頃からあった、テレビドラマである。
理由は不明だが、最近なくなった。
二宮金次郎像が、交通事故を誘発するとかいう理由で撤去されたりする病気世界だから、水戸黄門シリーズファンタジーなど、いくらでも文句が言えるだろう。
これも事実に基づかないファンタジーだったが、祖母などは事実だと信じていた。
少し調べれば、水戸黄門が全国行脚どころか、関東でさえほとんど行脚していないと分かるが、祖母の機嫌が悪くなるので、まったくの作り話だよとは一度しか言わなかった。
昨日書いた韓国ファンタジーについても、私は『戦国自衛隊』 や『水戸黄門漫遊シリーズ』に似た感覚で楽しんでいる。
時代考証のインチキなど、何十と挙げられそうだが、あまりつつくのは野暮だろう。
ほとんどがSFファンタジーなのだから。
が、あれを、水戸黄門漫遊ドラマを視る祖母のような目で観ている人たちは、かなり多そうな気がする。