【夢経済】AKBと政治 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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AKBという名前は昔から知っていた。

秋葉原駅前に小さなコーヒーショップのような店ができ、友人が待合のさなか、そこで買ってきたナタデココのような飲み物を飲んだことがある。

たしかそれは、あの地震前のことである。

友人の娘さんの彼氏は、いわゆる追っかけ隊になっていて困ったものだと言う話も出たことがある。


当時は、AKBの名前は知っていても単なるアイドルグループで、熱帯業の仲間なのだろう程度の知識しかなかった。



仕事を止めてプータロウをしているときも、特に彼らに関心がわくことはなかった。


が、今年初めに病に倒れてからは、好きな散歩にも行けず、家庭菜園やらPC遊びに熱が入った。


その中で、なんどかAKBの名前が出てきた。



このグループは何なのだ?

ということで、急に興味が持ち上がった。


で、驚かされた。

彼らは、単なる熱帯魚の集まりではなさそうだと感じた。



メンバーは、初期はさておき、かなり厳しい審査を経てプロ魂を植え付けられる。

メンバーの中には、日本はおろか、世界レベルの演奏家やダンサーもいる。


最近の話では、NHK連続ドラマ『朝が来た』の主題歌は、彼らの難波グループリーダーが主に歌っている曲だし、現在も毎朝ドラマで放送されている『とと姉ちゃん』のレギュラーは、元AKBで最もバカと言われていた女性・川栄だ。

川栄の場合は、バカなのではなく単に学習ができなかっただけであり、けして馬鹿者ではないが。





ここにも時々来るブロガーさん推しの女性は、欧州などのピアノコンクールで優秀な成績を得ている。

青森の山奥から出てきた女性などは、方言丸出し(仮に印象付けとしても)ではあるが、ある種のダンス界では日本トップレベルだ。


私のイメージでは、こうしたグループアイドルとかは、熱帯魚の集まりであろうという先入観があった。

が、この見方はは間違っていた可能性がある。

初期メンバーを除けば、多くの場合個人プロの集まりであった。



もちろん、主催者などのえこひいきはあるように見える。

秋元さん推しの、珠理奈やパルルは、かなりラッキーではある。

が、その才能を早くから見出し、うまく向上させた力はすごい。

(パルルのように、ファンからはマイナスになる場合もあるが)


これらAKBグループに関して、別の見方をしてみよう。


毎回6月ごろに行われている総選挙とかいうやつ。

今回は、新潟である。


ここへの参加者は、国外からも集まりそうだが、航空運賃や新幹線など交通費は1人平均3万円くらいだろう。これに宿泊費、参加費、附属ソフトを入れて、計1人5万円くらい。

スタジアムの収容人数は、約2万人。

すると、直接関係費だけで10億円くらいは動く。

これに、TV宣伝費など関連項目でさらに数億円は動くだろう。

そうすると、15億~20億円くらいは経済効果があると予想される。

この金額は、一部のマスコミが推算した、総選挙の経済効果15億~26億円という数値にも合致する。



こうした総選挙などを加えた、AKBグループの総合経済効果は200億円とも、300億円とも言われている。


スタッフや候補生を入れ、海外グループを混ぜると1000人近い企業としてはまずまずの売上とも思われるが、ほとんど毎回のようにミリオンセラーを出している化け物グループ売り上げとしては、あまりに少ない。

おそらく200億とか300億とかには、見えない経済効果は加味していないのだろう。

考え方のよっては、1000億円企業だろうとも見える。


これらは、実はアメブロなどK-POPを推している企業には、かなり痛手だろう。

K-POPの代表的存在である東方神起の場合、初期売り出し宣伝だけで80億ウォン(約8億円)をかけたと言われており、クネさん自ら広報官として南米を訪問したりしている。

が、便りの日本から金が入らなくなってきており、クネさんグループからすれば、AKBは疫病神だろうなと、最近思ってきた。



かの国の表には出せない輸出産業に陰りが見え、各国の取り締まりは、日本を除き厳しくなってきている。


彼らからすれば、何とかAKBグループにはつぶれてほしいことだろう。




そんなことを考えるこの頃。






★PCなんとか、動きます。