【感動】ベートーベン 第5番 3楽章 by ドゥダメル | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

疲れた時には、ベートーベン第5あたりを聴いて,、こころのエネルギー補給をしている。


第5といえば第1楽章で、トスカニーニかカラヤンということになるだろうが、さっきYoutubeでドゥダメル指揮のものを聴いた。


久々に音楽に感動した。


トスカニーニやカラヤンは確かに素晴らしいが、私にはきれいすぎた。

個々の楽器や音が、立ち過ぎているのだ。


それに対してドゥダメルのものは、個々に生きていながら自己主張しすぎていない。



特に、第3楽章から第4楽章への移行部は、私の最も好みである演奏だった。

テンポもベームやフルトベングラーのようなテンポへの忍耐も必要なければ、トスカニーニのような几帳面すぎる速さもない。



ピアニシモに近いチェロやコントラバスと、泣くようなバイオリンのピチカート。

ほとんど聞き取れないティンパ二。


これらが一挙に大きくなり、管楽器とともにフォルテシモへと移っていく過程は震えがくる。



Youtubeでトスカニーニやカラヤンの演奏を再度聴いたが、やはりドゥダメルのが素晴らしい。


第1楽章も独自の解釈演奏があり、すごいぞと思った。



すごい指揮者がいたのだなあと、今頃になって感激した。