三つ葉というものは、天ぷらにはしないだろう。
しかし、うちの庭には三つ葉があふれている。
で、とても味噌汁に添える程度ではない。
さっそく天ぷらにしてみた。
ついでに、まだ経験はないがハルジオンの芽がふいてきたので、これも混ぜてみる。
温度を間違えて、かりっとした天ぷらではない。
口に入れた。
まずいなと思った。
このまずいは少々説明が必要だろう。
味がまずいという意味ではない。
むしろ逆で、とんでもなくうまく感じたのだ。
ハルジオンでさえ、いささか毛が気になるが味はいい。
これは飢餓時期の北朝鮮料理の類だろうか。
が、そんなものをうまく感じている自分がまずいな!
そういう意味の『まずい』だ。