ここで何度か取り上げているように、米国オクラホマと言ったら、中高年の方だとオクラホマミキサーやら彼女(彼)の手を思い出すだろう。
このオクラホマが、今マニアの間ではかなり話題になっている。
と言うのは、明らかな人工原因による地震が急増しているからだ。
深夜のショートカット先を見てもらった方はお分かりだろうが、オクラホマでシェールガスを採掘し始めた2009年から、地震が急増している。
これは考えるまでもなく、シェールガス採掘に直接関与する。
さて、オクラホマについて簡単に復習しよう。
オクラホマ州は、米国中部にある半分砂漠、半分は荒野のような州だ。
広さは日本の丁度半分くらいあるが、人口は横浜市くらいしかない。
人口密度は21人/㎢程度である。
これは、本土にある東京都唯一の村である檜原村と同じだ。
東半分は低木樹林、西半分は乾燥地で、灌漑農業をしていない所は砂漠の様相である。
ここには、全米の先住民の多くが強制的に移住させられており、部族国旗もたくさんある。
半砂漠と山林だけに見える土地だが、最近はエネルギー資源地として米国屈指の州だ。
さて、地震に戻ろう。
地震の原因は先のグラフからシェールガス採掘に関与することは明らかだと思うが、もっと詳しく見てみよう。下の地図はここ数日の大きな地震の震源地である。
そのうち、地図の赤字A~Dあたりを拡大してみた。
と、こんな建物が見えてきたのである。
C付近
すべて、採掘関連施設だろう。
参考