この手紙がお前の眼に届く頃には、俺ももういない、
たぶん、妻と同じ運命にあっているだろう。
お前にもやっとわかってきたかもしれないが、たぶんお前もこの国を動かす人形になっている。
また、その地位から外れたなら、おそらくお前も私と同じ運命が待っている。
だから、ああ言ったのだ。
歴史を作らねばならないと。
さらに、忘れるな。
我ら3家が、この国を動かしてきたのだと。
しかし、その理由を言ってはならない。
庶民たちは、我ら3家も同じ種だと信じているのだから。
この、はるか昔から続く3家持ち回りの風習を守ることで、我らは郡の王でありつづけた。
これに関しては、◇◇に明記し・・・・・・・以下、文面消失。