【2016-0116】たぶん、人によっては小説です | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
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昨日は、茨城中心に軽微な地震が続いたが、特に大きなものはなかった。


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以下は、小説です。>
ただし、小説とはいえ、実際に過去にあったことを含んでいます。


小説や事実という意味を理解できない方には、ほとんど意味の理解できない内容でしょう。


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★2013年5月サウス

ノッテイ時代はよかったなあ。


もうすぐ白寿をむかえる長老が、一杯飲み屋でつぶやいた。


翌日、その御老人は撲殺されていた。



※ノッテイ時代は悪いに決まっているのである。

それを懐かしむなど許されない行為なのだ。

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★1973年ケメコの口紅

腹減ったなあ。



国家反逆罪で逮捕する。



※腹が減ったと口にすることは、国家が十分に食事を与えていないからだとの解釈ができ、これは重大な国家反逆罪である。


ちなみに、これはおいしいという言葉も危険だ。普段の食事はまずいと言っていることと同意であり、やはり国家反逆罪となりうる。



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★1973年やはり、ケメコの口紅


お父さんが、これを持って逃げろと言いました。


少女は、よれよれのメリケンコ紙幣を見せた。



よし、よく報告した。

お前の父親は、すぐに処罰する。



※死刑制度のある国での処罰人数には、裁判なしでひき殺したり背中から鉛を注射する人数は入っているのだろうか。いや、死刑制度がなくても、そうしたことを数字にしない国は、死刑制度がある日本より人権を大切にしているらしい。



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★1985年サンへ


先週母が亡くなったようです。


じゃあ、すぐにうちに帰りなさいよ。


いいえ、それはできません。


母の家は隣町ですから、許可なしには行けません。


運が良ければ、来年には帰れそうです。でも、私にはコネがないですから、相当難しそうですが。



★1950年ゴリ

食事をもらったものは、正直に名のりなさい。今回は許します。



※手を挙げた村人は、その子供老人を含めて、みな穴に埋められた。


総計20万人とも、120万人とも言われている。
今なお、ここから逃げて来た方々の子孫は、それさえ知らないか知らない振りをしている。
ピカソの絵も、日本では教えていない。



★1973年またまた、ケメコの口紅



医者だった方、先生だった方。自分の名前を書ける優秀な方。


前に出てください。国の礎となってもらうため、ぜひ皆さんには新しい組織で働いてほしい。




※翌日、彼らは全員トラックでどこかに連れていかれた。

が、その後彼らを見たものは、だれひとりいない。






★2009年アンキット
私は、たった5匹しか猿を殺していない。それなのに、なぜ最新ゲーム器を使えないのか。これは人権侵害だ!


※最近、北欧ではもっとすごい話がありました。
殺人者には人権があって、刑務所内でゲームをできますが、殺された相手の立場は?
すごい人権重視国です。




★現在ハロー島
猿が鯨を捕るのは許せません。


私らハローのクジラ血祭りは、文化を守るための行動ですから、海を赤くすることは立派な文化活動です。


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分かる人には、十分すぎるほどわかる内容です。



日本のように、大変自由に行動ができ、ほとんど差別のない国に住んでいる人には、想像することさえ難しいでしょうが。




★一瞬の海外旅行なら、何らかの待遇を受けているなら、相当金を持っているなら、世界中ほとんどの国は素晴らしいと思いますよ。

でもそうした方々は、裏道とかを歩いたりしたことはあまりないのでしょうね。


夢世界である日本に住んでいるなら、それでいいと思います。


ある意味、お花畑は幸せです。


吉の外といういい方がありますが、別の見方をすれば吉の中かも知れません。




家の中にいる青い鳥には、なかなか気づかないものなのでしょうねえ。