【小説】TOBAKU | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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★通らばリーチ!

ダメーッ。チートイ・タンヤオ・裏が2枚ついて満貫だな。

ギャー。函だあ!

はい。じゃあ、そのスクープはうちのもんね。






★プラス2だけです。
これは、いいですよ。


まあ、そう言いなさんな。取っておけ。


そう言うと老人は、ブルーガ金貨を2枚投げた。


えっ!
1点コイン1枚って、……。1ダラ硬貨のことじゃなかったの!


ブルーガ金貨は、1枚36gの22金。昨日の相場はキロ建てでg4800円だから、……。
げっ!1枚15万。
ヒエーッ。もしマイナスだったら、……。函にでもなっていたら……。
冷たい汗が身体を覆った。






★じゃあ、よろしくお願いいたします。

会長が手を出してきた。

ははーん握りね、と思った。


会長は3回手を握りしめた。

ちいと高いがお偉いさんだから、従おう。


私は、トイレに入り財布を確認した。






※これは小説です