ある所で、しま爺は原発継続賛成なのか?という質問のようなものをいただきました。
これに関しては、以前記事にしていますが、もう一度記事にしておきます。
原発自体はどうか知りませんが、少なくとも現状の原発には非常に不安をもっています。
特にもんじゅなどは、構造を考えてだけで鳥肌ものです。
じゃ、すぐ廃止せよと言うと、これは話が違います。
もんじゅにしろほかの一般の原子炉にしろ、現在そこで働いている人、それに関わる企業がふんだんにあります。原発の危険性とそれを、はかりにかけることも必要でしょう。
今の原発は鳥肌物でしょうが、今すぐ停止となるとそこで働いている人に生活をどうするかという切実な問題が関わってきます。
ですから、原発を廃止するにせよ、そうした労働者の生活をどこに見つけるかということをある程度目鼻をつけてやる必要があると思います。
これは、沖縄も同様です。
米軍基地を無くせと言うだけなら、だれでもできるかも知れません。
しかし、沖縄に限らず、米軍基地で生活をしている人たちのことを無視して藪から棒に基地廃止は無責任です。
20年後ぐらいには状況が変わるでしょうが、現在の自衛隊の力があれば、確かに沖縄に米軍はいらないかもしれません。
ただし、それは現状の憲法下ではなかなか難しいでしょう。
おそらくですが、自民党や政府首脳クラスも、現在仕様の原発は不要と思っていると思います。
ただし、それを立ち斬るには、それなりの準備が必要でしょう。
残念ながら我が国だけでなく、まだ世界のどこの国も実用的な核燃料廃棄物の処理方法を確立していません。
ドイツの地下岩塩封じ込めは、失敗続きです。
北欧オンカロも、まだ試験段階です。ただし、日本の多くのマスコミはすでに確立した技術のような報道をするところもありますがね。
遠い将来は、半世紀前に提唱されたようにマントルに流し込む方法か、太陽に処理してもらうことになるのでしょう。ただし、何百年後かは予測ができません。
おそらくそのころになれば、現在の核分裂ではなく、核融合を利用した発電が可能になるかもしれません。
それまでは、より安全性を高めた原発を使っていき、臨時の廃材置き場で騙し騙し行くしかない気もします。
でも、もんじゅはダメでしょうね。
どうやって廃炉にするのかさえ、私には推測できません。
福島第一の解けた燃料は、現在の技術では取り出すだけで最低数十年。
悲しいことです。
しかし、もっと怖いことがすぐ近くにあります。太陽フレアです。
フレアー防御策は、最低100年以内に確立する必要があるでしょう。
江戸末期に遭ったレベルのフレアーが再度地球に来たら、人類存亡の危機だ。
少なくともコンピュータ世界は壊滅する。
先進国と言われている所では、最低200年くらい文明は後退し、多数の犠牲者が出る。
米国試算では、被害は米国だけで400~500兆円。人類の生活は、18世紀に戻ると推測している。
復旧には数年を見込んでいるようだが、この試算は甘いと思う。
現在のエンジニアが消えた後だと、数百年前に戻ってしまう可能性さえもある。
ただし、日本のマスコミは、ここには触れない。
欧米では対策を考えているようだが、日本でそのような研究がなされているのかどうかは知らない。
地球温暖化対策とかいうおとぎ話より、こっちのがより大切だと考えている。
ただし、現実には現在の人間の知識や技術では対策のしようがない事であり、ここにはマスコミはなかなか触れないだろう。
この日が、マスコミが消える日となる。