私たちのほとんどは、マスコミ報道でしか海外のことを知り得ない。
だからひどい場合には、反日デモや暴動が、庶民の間で自然発生したものだという勘違いまでしてしまう場合があるだろう。
そうした動きの大部分が、国や一部指導層の誘導や強制であるとの発想ができない。
ドイツでの動きに対しても、限られた方向や人たちの動き、場面しか報道しない。
やっぱりなとなってしまう。
日本でもよくあることだが、アンネの日記破損事件や新大久保落書き事件を大々的に報道しても、それが日本全体のごく一部であり、極めて特殊な例であることにも触れないし、その結末も報道しない。
アンネの日記ではないが、ある図書館では特定思想の図書館員が書籍の廃棄をしていたことがあったが、これも一部マスコミは伝えていたのだろうか?
また新大久保ではないが、ある差別的落書きが、被差別団体職員などの自作自演であったことを、一部マスコミは報道したのだろうか?
軍事政権だと批判している相手国では、国民の9割が現在の政権に満足し、大学生のほとんど改善したと感じているアンケートなどがあることを報道しているのだろうか?
いわゆる従軍慰安婦に関して小説的批判と女性の性奴隷化は許さないとかキレイゴとをおっしゃる先生が、公的な場所でなされていた性奴隷的な作業?を報道したのだろうか?
私も含め、マスコミの影響は大きいだろう。
マスコミが繰り返し大きく報じると、そこにばかり目が行ってしまいがちだ。
本当に悲惨なことは、マスコミでは流さないだろう。
いや、取材さえできないだろうし、万が一情報があっても、報道しないだろう。
日本人をIS首切り族に売ったのが、日本語では、また日本では人権団体とされているところの幹部と深い関わりあいがあるという話の真偽さえ報道しない。
私たちは今、お隣のファンタジードラマを笑えないのだ。
鳥越氏のような日本を代表するジャーナリストと呼ばれる方でさえ、日本が海賊に襲われたりするような外国の脅威は存在しない、政府の捏造だ!のような的外れ発言をしたりする。
鳥越家が中世から反体制だったとは言え、こうした見方は事実とは大きく違っている。
と、私は思っている。