【日本語の意味の変化】ハンガーストライキ | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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その昔、ハンガーストライキとは政府等に抗議するために、飲食を控え生命をかけて行うものだった。


しかし最近は、パフォーマンスの一種・募金イベントになったようである。


このストライキ中に、栄養ドリンクを含む飲料は飲めるし、一部の話では1日1食も許されるらしい。


ひょっとしてハンガーストのハンガーとは、ハングリーのハンガーではなく衣服をちょこっとかけるハンガーのことですか?




天台宗などには、千日回峰行と言うものがある。

私などは千日どころか一日でへたれてしまう内容だが、この行の700日目に堂入りと呼ばれる、本当に命懸けの行がある。

実質7日半(足かけ9日)の不眠・不飲・不食だ。






さらに、こうした行は、他人に迷惑をかけないことが基本にある。



点字ブロックの上に陣取り、盲人の歩行の邪魔をしてはいけない。

これは、基本的なことだ。


ストを止めたら、その後片付けもしないでやりっぱなしはマナー違反だろう。

これもまた、基本的な動作だろう。





回峰行などでは、途中棄権を恥とし自刀用の短剣も所持した。


それをせいとは言わないが、それくらいの気概が必要だろう。


口だけエラそうなことを言うなら、ほとんどの人ができる。




とにかく、栄養ドリンクやら電解質補充液やらを飲みながら、ハンガースト(一部噂では1日1食もあり)などという言葉は使ってほしくない。


言葉への冒涜であり、もしそれが本当ならば、日本人として恥ずかしいことだ。


ムスリムの方々に笑われます。