20年に1度くらいの割合で話題になる、定番詐欺がある。
M資金と言われるものだ。
これは 英語のM資金、つまりmutual fundsとは関係が無い。
日本にだけある桁違いの資金の運用やらの話で、そのお話の根拠とするものは、多くの場合戦後のGHQやら戦中の軍部の蓄えと結びつけている。
中には、日露戦争やインドネシアのオランダ資金まで、いろんなパターンがある。
20年くらい経って、世間の多くが忘れた頃に、新たな詐欺話が出てきたりする。
前回は21世紀に入ったばかりのころ、四国などを中心に億単位の詐欺が発生した。
このM資金話。
そろそろ、また生まれてくる頃だ。
(2年くらい前にも、小さな詐欺はあったもよう)
いま、前準備中だろうか。
この詐欺被害で有名なのは、当時は社会問題にまでなった田宮二郎の自殺(とされている)だろう。
で、田宮二郎の死と言うと太地喜和子の事故を思い出し、太地喜和子の事故と言うとタコ八郎を思い出す。
若い人は知らないであろう、M資金詐欺。
また一部業界で大きく流行り、犠牲者が出ないことを願いたい。
一部公共放送やビジネス専門誌と言う名前の不思議な雑誌や、経済専門誌とされるところが大きな宣伝をして、結局1000億円近くどっかに消えてしまった何とかコイン。
こんなことにならないことを、切に祈りたい。
金を騙すなら、貧乏人からむしり取るのはよしましょう。
金持を騙して数億ちょろまかすならまだ許せるが、ビンボウ人の老後の蓄えとか日々の生活費を騙しちゃいけないでしょうね。
あっ。
もちろん法律的には、金持を騙すのもよくないですけどね。
世の中、そんなにうまい話は無いし、それをご丁寧に他人に教えることもないだろう。